北は丸の内、東は銀座に接し、東京を代表する繁華街である有楽町。その玄関口である山手線・JR有楽町駅の線路下に
ラーメン世界遺産登録店が存在したとは・・・
本物の世界遺産には、本当に観光に値するものもあれば「とりあえず行った」フラグ立てレベルのものまで様々。
今回ご紹介する店は、ラーメン一杯分の値段で観光まで楽しめること請け合いの良質な遺産であること間違いなしの店です。
店に到着したら、中に入る前にまずちょっと離れた場所から眺めることをお勧めします。
古びた店とその上を走る電車の取り合わせ。田舎と違って5分も待てばその絵を拝めますので、その儀式を済ませてから入店しましょう。
注文はもちろん名物「コロッケラーメン」
日本蕎麦ぽいスープ
やわく風味弱めの細麺
食べ始めてすぐに、グズグズに蕩けていくコロッケ(もちろん作り置き)
麺、スープ、コロッケ、全てがゆるく結びついた組合せ。基本、ここは立ち食いそば店なので
ちゃっちゃと片付けてすぐに近くの遺産店2つ目へ向かいましょう。
店に入るときは、道路側ではなく丸三横丁の看板がある高架下側から入らないと、この店の遺産的価値を楽しめませんので要注意。
スープは昔々の東京ラーメンによくある弱いダシ感に強めの旨み、そういえば恵比寿の「ちょろり」もこんな感じだったか。
麺は意外に太くて、ソフトアンドウェーブ。とここまでは、予想の範疇のザ・東京ラーメンなのですが、実はこのラーメンの特長は
高級海苔
聞いていたとおり、うまい、とろける。
もちろん、ラーメンを食べているときに頭の上を通る電車の振動、これがこの店の最高の調味料であることは言うまでもありません。
丸三横丁看板側から向かう「谷ラーメン」の絵がこちら。
ところでこちらの店、ラーメン単品は600円、チャーハン単品は690円となっております。
あれ?それで、ラーメン半チャーハンは1050円?・・・ま、いっか。観光地価格ということで。
※各店舗の営業時間、住所等の情報は、オゴポコが朝昼晩チェックを欠かさないラーメンバンクでどうぞ

