
おつかれ麺です。オゴポコです。
「天雷軒」プロデュース、「お台場ラーメンパーク」出店、「太麺堂」出店と、東京での舞台活動が
活発化している「玄瑛」。「店の造りが劇場型」というメディア受けしそうなネタと実力、その両輪が
備わっているからこそ、東京での評価が高いのかもしれません。
しかし、ある時ふと思ってしまったのです。「じゃあ、いま『玄瑛』の本店はどんな感じなんだろう?」と。
そういうわけで「甲子園に出場する高校を紹介するとき風」に言うなら「11ヶ月ぶり15回目の訪麺」です。

豚骨の「玄瑛流拉麺」と、醤油の「潮薫醤油拉麺」を二枚看板とし、アレンジメニューは8種類!
以前から多芸でしたが、ここまで増えていたとは。基本線を守りつつ「香油演出家」の妙技で
レパートリーを増やすのは「玄瑛」の得意技ですが、ここまで増えると「多芸は無芸」となって
いないかやや心配になるというものです。
今回は説明を見ただけでは全く想像がつかない「紅豚」を観劇。

「紅豚 900円」
ベースとなる豚骨スープは軽めで、演出のメインの油は熱した辛味が強いもの。やや焦がし気味。
ズッキーニやカボチャ等の振り付けで変化をつけており、太い麺に具はよく絡みますが、辛さ先行か。
通い慣れた常連が、たまには違うもので目先を変えたいから注文する、ならいいかも。

「玄瑛」では豚骨しか食べたことがないという同行者に食べてもらった「潮薫醤油拉麺 815円」。
「天雷軒」プロデュース、「お台場ラーメンパーク」出店しか知らない東京の人は、ひょっとしたら
「玄瑛って、醤油ラーメンの店?」と勘違いしてるかもしれませんが、元々は豚骨役者ですから!
当然といえば当然ですが「天雷軒」や「お台場」より醤油や潮加減がキリッと立って好印象。
私的には得意の油を全く入れない「元薫拉麺 550円」が好きだったので、メニューから無くなったのは残念・・・。
福岡ラーメンウォーカーによると、2010年は「脂がおいしいラーメン」に挑戦するそうなので、
またメニューが増えるのかな?もう新メニューを追いかけるのは無理なんですけど!
それとも・・・また東京ですか〜!?
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玄瑛
住所:福岡県福岡市中央区薬院2-16-3
時間:平土 11:30〜14:30、18:00〜24:30 / 日祝 11:30〜22:00
休み:なし
ブログ:http://d.hatena.ne.jp/iriehideki/
点数:3.8点(紅豚 訪麺日 2009/12/29)
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