おつかれ麺です。オゴポコです。
「さ、次は、さいたま名物、トーフラーメンにしとこうか」
「豆腐・・・ラーメンですか???」
「そう、ラーメン好きなら知ってて当然食べてて当然やろ!」
「と、豆腐なら3杯目でもいけそうですね。食べます!」
「当たり前。何せ、次の店は1人だと無理があるしな」
「????」
「あ、トーフラーメン。じゃあ、部長はトーフラーメンですね」
「いや、俺は『醤油つけメン』にしておこう。トーフラーメンは譲るよ」
「え?いいんですか?じゃあ、トーフラーメンで」
「お代は全部俺が払うから。心配せんでええよ(ふふふ・・・)」
・・・ラーメンを待つ間、後ろのサラリーマン達の会話が聞こえてきた
(某ラーメン王のサインを見ながら)
「あ、あの人、この前テレビでラーメン50軒全部言い当てたよ!」
「すげえな。でも、ああいう風にはなりたくないよ、マニアだろ?」
「そうだね、俺は、ラーメンは普通に楽しみたいね」
「くくく・・・」
「おい、アラくん、何がおかしい?」
「いえ、何も」
「あんなん言われたら、俺どうしたらいいんやろね?」
「じゃあ、麺からいこうかね。お、きっちり水気が切られて締まりがいいね。しかもザル敷き」
「具も全部手抜かりないなぁ。特にメンマ、うめ」
「それにこの汁、一見、ツユっぽいように見えるけど、魚介がガチッときて意外に複雑系!」
とかく濃厚高粘度に傾きがちな昨今のつけ汁事情にあって、強さと飽きなさを兼ね備えた汁は、
つけ汁の幅広さを感じさせてくれるものであった。
「ぶ、部長」
「どした?」
「このトーフラーメン、量多いんですけど」
「どれどれ・・・へぇ、そんな辛くないなぁ」
「もっと食べていいですよ・・・」
「はいはい。おお、この大量の豆腐、やけになめらかに溶けるなぁ」
「ちょっとつけ麺食べさせてください」
「ああ、どうぞ。これは、この豆腐を食べさせるためのラーメンなんだな、きっと」
「このつけ麺、うまいやないですか!ひょっとして、つけ麺の方がいいって、分かってたんですか?」
「当り前やろ。でもトーフラーメンも食べたいし、だから2人で来たかったんよ」
「・・・ま、まあ、いいですけど、タダやから。(手を合わせて)ごちそうさまでした」
「いつもながら、小学生みたいにお行儀いいなぁ。じゃ、ラスト1軒、がんばろうか」
「は、はひ・・・」
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幸楊
住所:埼玉県さいたま市桜区田島1-21-18
時間:11:30〜20:50
休み:木
HP:http://hidebbs.net/bbs/12kouyou
点数:4.3点(醤油つけメン 訪麺日 2008/04/13)
アラ部員 3.8点(トーフラーメン)
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