おつかれ麺です。オゴポコです。
もし「ラーメンを食べ歩いて最も楽しいことは何か」と聞かれたら、「それは相乗効果だ」と答えるでしょう。
つまり「このラーメンとあのラーメンは似てる」とか「これは本店と違う」とか「これは○○インスパイア
に違いない」とか「このラーメンはご当地で食べたときとこう違う」という感覚を楽しむということ。
一軒一軒を単体で捉えるのではなく、繋がりを意識することで、何倍にも楽しめる「相乗効果」が生まれる。
これが、全国を食べ歩く大きなモチベーションとなっているような気がするのです。
よって、自分にとっての「ラーメンスタジアム」の楽しみ方は、ご当地で食べたものとの比較がメイン。
こちら「気むずかし家」も、本店で食べたときとの比較が楽しみで仕方ありません!
「ラーメン」「きむ二郎」「つけ麺」その他もろもろ。目玉は「きむ二郎」ですが、やはり「ラーメン」の
出来も気になるので、両方いっときますか!
それにしても、1日の食べ歩き軒数13軒が最高記録というこちらの店主、看板に「カネシ醤油が〜」と
書くあたりに、ラーメンフリーク魂がビンビンに感じられます!
福岡の一般客にどれだけ訴求効果があるかは不明ですが(^_^;)
「FCではなくネクストブランドで勝負しております」とのこと。つまり、同じグループであっても、
各店は違うラーメンを出しているという意味。
関東や関西では近年流行の店舗展開方法ですが、九州ではめったに見られない先進的な手法であります。
ちなみに「セカンドブランド」も同義語です。
まずは「きむ二郎」。言うまでもなく「二郎インスパイア」です。「気むずかし家」をはじめ、どの系列店も
東京の流行を積極的に取り入れていることは有名ですが、まさか福岡でこれを出してくるとは。
その心意気にありがとうと言いたい!
丼が少々小ぶりなので、詰め込まれた感あり。野菜はシャキシャキしており、柔らかいタイプが好きな自分に
とってはこれはちょっと残念。辛めのスープは二郎っぽさが遠くに見える感じで、おとなしいがおいしい。
スープは鶏白湯のスープを流用しているらしいです。扁平麺はガッシリツルツル、荒っぽさはさほどなし。
全体的には、二郎を感じるというよりは「気むずかし家」なりの二郎表現という感覚。
「作り手のチャレンジ作品」感が強いので、これを楽しむには二郎を経験していることが重要でしょう。
先に述べた「相乗効果」で言うと「二郎との比較」がポイントかと。
続いて「ラーメン」。これは驚いた!一言で言うなら「別人」ならぬ「別鶏」!!
鶏白湯スープは、本店のものよりも濃度が格段に上がって鶏臭さたっぷり。
ドロドロ、とまではいきませんが、トロトロくらいはいってるか!?
福岡出店に際しての気合が感じられる一杯。つるっとした平打ちの細麺、脂身多めチャーシューも存在感あり。
そういう意味では、福岡の皆さん、これはお得な一杯ですよ!
では最後に、行列に並んでいたとき、後ろにいた家族の会話をお届けして終わりとしましょう。
子「お父さん、つけ麺て何?、ラーメンと何かが一緒に出てくると?」
父「いや、麺とスープが別々に出てきて、つけて食べるったい」
子「え〜、何それ、めんどくせぇ!」
父「(絶句)」
お父さん、こういう子供には「きむ二郎」でも食べさせておけばいいったい!
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気むずかし家
住所:キャナルシティ博多アミューズメントビル5F
時間:11:00〜23:00(オーダストップ 22:30)
休み:なし
HP:?
点数:3.8点(きむ二郎 訪麺日 2008/04/06)
4.2点(ラーメン 訪麺日 2008/04/06)
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