
おつかれ麺です。オゴポコです。
「町屋の勢得」と言えば、数ある東京のつけ麺の中でもトップクラスの人気店でした。
数年前、わたしとじーの副部長の2人で「町屋の勢得」を一緒に食べたとき、
「東京のつけ麺って、大勝軒以外にこういうのもあるんだ」
と開眼させられたことをよく覚えています。その店が一旦店を閉じ、場所を変えて復活したのです。
普段、中途半端なダイエット目的で食べ歩きを渋るじーの副部長も「勢得」と聞いて、目の色を変えて
同行してきました。これが、拉麺本位秘密特訓のスタートに過ぎないことも知らずに。

開店30分前に到着するも、既に行列。とりあえず最初のロットには入れそうなので一安心です。
それにしても「勢得」のネームバリューはさすがの一言。復活して間もないというのに、来るわ来るわ、
開店時には軽く30人以上は並んでます。これだけ見ても、東京人のラーメンに対する意識の高さ、
拘り具合が分かろうというものです。

「つけめん」は並で330G。一般的な博多ラーメンは一杯約100Gなので、麺は軽く3杯分のボリュームです。
福岡では、よく「ラーメンは500円以内でないと」という馬鹿げた考えを耳にしますが、そもそも100〜300円
多めに出すだけで、気合の入ったつけ麺やラーメンを食べられると考えれば安いものです。
そして、この「つけめん」、これは安い!
丸い断面の瑞々しい自家製麺、粘度の高い動物魚介系の汁は、濃縮感高。閉店前と違い、
今では東京でこの手のつけ麺は珍しくはなくなっていますが、それでも貫禄の出来。

見てください、この色具合!
どっぷりと唇にへばりつく汁。この汁の底にはブロック状の巨大チャーシューが沈んでいて、
お宝を掘り出したようなお得感が味わえます。
ただ、やはり時代は変わったのか。後半、ちょっと味に飽きてしまったのは事実。
最近食べた有名店と比較すると、個人的にはTETSUの方が好みですが、
メジャー級同士のハイレベルな争いであることは間違いありません。
博多ラーメン3杯分の麺を胃に収めて、この日の秘密特訓はこれから厳しさを増していきます。
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勢得
住所:東京都世田谷区桜丘3-24-4
時間:11:00〜15:00
休み:月
HP:?
点数:4.5点(つけめん 訪麺日 2008/03/09)
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