
おつかれ麺です。オゴポコです。
佐野市と言えば、佐野ラーメンの他に「佐野厄除け大師」もつとに有名。こちら「Ra(ラー)」は、その
「佐野厄除け大師」のすぐそばの霊験あらたかな店であります。加えて、こちらの店は、偶然にも
エジプトの太陽神「Ra(ラー)」と同じ名を持つ聖なる店。よって、
「ケータイ禁止、店内撮影禁止、食べ物持込禁止」
と禁忌事項が存在します。ただし、これは至極自然なこと。
そのような怪しげな怪電波を発する機械や、魂を抜き取られるかもしれない箱を使うなど言語道断!
まして、聖殿に添加物にまみれた外界の食べ物を持ち込むなど、神への冒涜以外の何者でもありません。
客は余計なことを考えず、ただラーメンを啜って、さっさと厄除け大師へ詣でればよいのです。
店内では「青竹手打ち実演」と「厄除け大師紹介」のビデオが繰り返し放映されていますので、
こちらが間違うこと無き「完全手打ち」であるということには、一点の疑いもありません。
注文は「手打ちラーメン 600円」。
「おいしい水、最高級の小麦粉、手捏ね、青竹で手打ち、包丁切り、手揉みの縮れ麺」とあるとおり、
細い麺はズルズルと啜ると、ぷるるるるると喉を通る力作。佐野ラーメンにとって、
「麺がハズレ」というのは即「断罪」となるわけですから、この力の入れようは納得です。
しかし、スープ。最初、心なしかゴマ油のような味がしたのは、メンマのせいか?気のせいならよいのですが。
基本的にシンプルな醤油スープで、決して欠点はないのですが、やはり麺が主役ということを感じさせられます。
そして、チャーシュー。これが、分厚くリッチ。麺に重きを置く佐野ラーメンにしては、
油分で満足感を与える珍しい存在ではないでしょうか。
冒頭の禁忌事項からは想像できないさわやかな接客で応対されたため、
「ひょっとして撮ってもよかったのでは?」という思いがちらと頭をよぎりましたが、時すでに遅し。
大人しく「厄除け大師」に参拝し、後半戦の無事を祈願することにします。
↑写真は全てクリックで拡大します!
Ra
住所:栃木県佐野市天明町2227
時間:12:00〜材料終了時閉店
休み:木
HP:?
点数:3.8点
※MapFanのアイコンをクリックするとお店の地図が開きます。
