
おつかれ麺です。オゴポコです。
ラーメンに関することで、福岡県民が自慢していいことが、ひとつあります。それは、
一風堂の新作や限定を他地域に先んじて食べられること。
今回も、11月15日から大名本店で先行発売されているリニューアル版
「赤丸かさね味」「白丸元味」を食べられる幸運に恵まれました。
思えば、いまの一風堂の隆盛を支えてきた「赤丸新味」と「白丸元味」。
特にリニューアルせずとも、これを続けていけば安定した人気は維持できたはず。
普通のラーメン店であれば、まず間違いなく守りに入りたくなるところです。
それなのに、大胆にも両方を刷新するという攻めの姿勢!
であればわたしも、たまったネタをすっ飛ばして、特別先行掲載することにやぶさかではありません!
まずは「赤丸かさね味」。メニューに書かれている説明を一通り読んでみましょう。
豚骨スープのコクと風味をさらに追求し、力強く、上質なうま味をシンプルに際立たせた新生・赤丸。
中央には少しずつ溶かしながら味を調整できる『うまみ玉』をトッピング。強めに焙煎をかけた香油の
力で、全体がさらに香ばしくグレードアップ。”変わらないために変わり続ける”一風堂の姿勢が映る
一杯です。
というわけで、まったく違うラーメンになってしまいました。
まず見た目。背脂、刻みタマネギ、モヤシ、キクラゲ、ネギ、チャーシュー、香味油、うまみ玉と、
具材が豊富で、華やかなラーメンになっています。
「うまみ玉」は辛さはあまりなく、むしろその名のとおりの「うまみ」増幅剤。強くなった
香味油と共に、味の変化を素直に楽しむが吉でしょう。
ただ、個人的に最も大きな変化を感じたのはスープ。
一風堂のスープに対して感じていた「絹のようななめらかさ」は影を潜め、すっきりした
豚骨スープへと様変わりしています。これは個人的にはちと残念・・・
本店は、本店だけの限定メニュー「本店かさね味」「醤油ラーメン」の他に「赤丸かさね味」
「白丸元味」があり、さらに「極新味」と5種類のラーメンを提供しています。
店員さんに伺うと、「5種類のスープはすべて異なる」とのこと。寸胴から既に別なのか
どうかは定かではありませんが、とにかく店員さんの苦労は並大抵ではないでしょう。

こちらは「白丸元味」。食べたのは、「豚骨の聖杯」を求めて旅するたいちゃん団長。
実は「白丸は初めて」とのことで、彼は結局、
「旧白丸を食べることなく新白丸を食べる稀有な福岡人」となりました

では、メニューの説明書きからどうぞ。
味にうるさい博多っ子が愛するラーメンは、スピーディにゆで上がる極細麺。新生・白丸はその原点に
立ち戻り、麺をさらに細く改良し、博多ラーメンの王道を極めました。シコシコの細麺にしっかりと絡む
スープは、豚骨の深いうま味を主張。創業以来変わり続けてきた一風堂だからこそ実現できた、
変わらないおいしさです。
というわけで、特に説明は要らないでしょう。一言で言えば先祖返り。ちまたの長浜ラーメン
のような薄さはありませんが、こちらのスープもすっきりしたタイプで、割と甘めのうま味が特徴的です。
さて、「赤丸」「白丸」の説明で繰り返しでてきたキーワード「うま味」。
確かに、以前より楽しく、わかりやすくなった両麺ではありますが、現時点では「旧」の方が好み。
当然これから調整が入っていくと思われますが、全国展開するにあたって、各地で
どのような毀誉褒貶が見られるのでしょうか・・?
あ、そうそう。価格は据え置き(赤丸700円、白丸600円)でした。念のため。
↑写真は全てクリックで拡大します!
一風堂 大名本店
住所:福岡市中央区大名1-13-14
時間:11:00〜26:00
休み:なし
HP:http://www.ippudo.com/
点数: 3.9点(赤丸かさね味)
たいちゃん客員 3.7点(白丸元味)(今のうちに旧を食べておいた方がいいぞ)
※地図で場所を確認したい方はこちら↓をクリックしてください

新化というより進化な様子ですが、
やはりキーワードは”1杯における味の変化”
でしょうか。
赤のみに言えることですが・・・。
若干時間をおいて訪麺してみます。
赤は、確かに鋭い変化球を投げてきます。
スープが違うので、できれば赤白連続で食べるのがよいと思います(笑)