おつかれ麺です。オゴポコです。
ある研究によると、味の記憶というのは、他の記憶に比べて長く残るそうです。
東京都大田区蒲田は「餃子の激戦区」としてつとに有名です。新しい店から老舗まで
実力店がずらりと軒を並べており、「羽根つき餃子」発祥の店もあるとか。
しかし、ラーメンの方も決して負けてはいません。新宿、渋谷、高田馬場ほどの激戦区
ではありませんが、なかなか粒揃いのラインナップだと、個人的には感じています。
今回、10月から暫くの間、蒲田と福岡を行ったりきたりする機会に恵まれたので、
蒲田の宿題をコツコツとこなしていくことにします。
まずは2005年に開店した「Zoot」。渡なべプロデュースの「ぷかぷか@中目黒」出身のお店だそうです。
「渡なべ」を訪麺したのは2002年11月、「ぷかぷか」は2003年11月なので、
本来であれば一週間前に食べた昼ごはんを思い出せないようなレベルで
記憶が曖昧になっているはずですが、意外にも「あっ!」と思い出せました。
それも、「ぷかぷか」ではなく「渡なべ」の方を。
こちらは「らーめん 700円」。
視力検査の時に目にあてがう器具みたいなレンゲでスープを掬うと、見た目より粘度は
ありませんが、これは飲みやすい「あの味」。動物系+魚介系ながら、タレのせいでしょうか、
妙に「あの味」を思い出してしまいます。よって、上々の出来映え。
石鹸のようにツルツルした麺はちょっとスープに絡みづらかったのですが、
ぐいぐい箸で持ち上げてきっちり全部頂きました。
こちらは後日食べた「つけめん 700円」。
らーめんと同じく、スープは小鍋で沸騰させて熱々です。麺は平打ち麺。
濃度があって最初は勢いよくスタートしますが、長期戦は得意では無いらしく、
後半はタレがやけに濃く感じられて飲むのがキツくなってきます。
とはいえ、ベースはらーめんとさほど変わらないわけで、当然満足度は高めです。
総合すると、現時点では「らーめん」の方が満足度高し。
もし福岡にあったならば、その年の金メダル確実の店ではありますが、
ここは、年がら年中ラーメンオリンピック開催中の東京。8位入賞もままなりません。
こういう店を経験したときに、東京のラーメン店が異常なハイレベルで競争している
ということを実感してしまうのですが、ま、オリンピックだからしょうがないか!
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Zoot
住所:東京都大田区西蒲田7-42-7
時間:11:30〜15:00、17:00〜21:30 / 日 〜 21:00
休み:火
HP:?
点数:4.3点(らーめん)
4.0点(つけめん)
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