2007年05月31日

元祖 山小屋@香春 / それは発祥の地だけの特別な山小屋ラーメン

元祖山小屋.jpg

おつかれ麺です。オゴポコです。

久しぶりに訪麺する山小屋ラーメン。しかし、山小屋は山小屋でも、ここはただの山小屋ではありません。
この山小屋らしからぬ建物、実は旧本店跡地に建てられた新店舗であります。その名も

「元祖 山小屋香春創業店」

一応、山小屋公式サイトの店舗一覧にも載っていますので、山小屋系列店であることは間違いありません。
しかし、その屋号の脇には、先日社長職を退いた緒方正年氏の名を冠した朱印が光ります。
現在の本店はこのように巨大化してしまいましたが、果たして「創業店」のラーメンは如何に・・?

元祖山小屋メニュー.jpg

メニューは他の山小屋とは一線を画するシンプルラインナップ。
あくまでも「ラーメン」で勝負する心意気が感じられます。
今日の同行はおなじみのたいちゃん客員。彼には「昭和ラーメン」を押し付けて試してもらうとして、
自分は「ラーメン」で「ノーマルな元祖山小屋」を体験することにします。

元祖山小屋ラーメン.jpg

まずひと言。このラーメン、他の山小屋のラーメンとは明らかに異なります。
麺、具はそれほど明確な違いは無いように思われますが、異なるのはスープ。
ベースの味は同じでも、良い意味でクリーミーさが増して、何と言うか、スープが深い!!

こういうときは、店員さんに確認してキチンと裏を取らねばなりません。
尋ねてみると、同じ質問が多いのかすぐに答えが返ってきました。

オゴポコ「こちらのスープは他店と違いますね。何が違うんですか?」
店員さん「他店とは違って鶏ガラの量を増やしています!」
オゴポコ「創業当時の味を再現しようとしているんですか?」
店員さん「はい!そうです!」
オゴポコ「(やはり・・・)」

というわけで、無事に確認できましたひらめき

元祖山小屋昭和ラーメン.jpg

こちらは「昭和ラーメン」。ここで、ふと疑問に思ったのはそのコンセプトです。
確か「昭和ラーメン」は「昭和時代の復刻版」というコンセプトだったと思うのですが、

創業当時の味を再現した上に昭和時代を復刻させるとは、いったいどういうことでしょうか・・?

あまり込み入ったことを聞くのもアレなのでこの疑問は胸の内にしまっておきますが、
誰か勇気ある方が尋ねてくれることを希望します。

で、味の方ですが、どこかバランスが悪く、薄めのスープ。現時点では「ラーメン」の方がおすす麺です。
以前、ある人から「ラーメン」と「昭和ラーメン」の違いは、具の量と香り油の有無である、
と聞いたことがありますが、やはり不可思議なコンセプトの矛盾が影響しているのでしょうか・・?

元祖山小屋発祥の地.jpg

ともあれ、「元祖山小屋」でしか食べられない唯一無二の山小屋ラーメン。
いまの信念を貫いて、今後、この元祖の味が他店舗へ新メニュー展開されないことを願っています。
選ぶときに混乱してしまいますのでたらーっ(汗)

↑写真は全てクリックで拡大します!

元祖 山小屋
住所:田川郡香春町鏡山1930-1
時間:未確認
休み:未確認
HP:http://www.yamagoya.co.jp/

点数:4.1点(ラーメン)
たいちゃん 3.6点(昭和ラーメン ふつうのラーメン食べさせてくれ)


※地図で場所を確認したい方はこちら↓をクリックしてください

posted by 拉麺本位 at 01:53 | Comment(2) | TrackBack(0) | 訪麺:福岡県>筑豊地区
この記事へのコ麺ト
謎が解けました。
やはりスープを意図的に変えていたんですね。
かつての本店を思い出す味でした。

しかし小倉にも「元祖山小屋」が出現。
またまた多店舗化で味が落ちてしまうのが心配です。
Posted by トンコツマニア at 2007年05月31日 23:59
>トンコツマニアさん
>謎が解けました。
お役に立てて何よりです。
>小倉にも「元祖山小屋」
田町店ですか、既に店舗一覧に載ってました。
たぶん、次のブランドとして増えていくんでしょう。
残念なことです。
Posted by オゴポコ at 2007年06月01日 00:49
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