
おつかれ麺です。オゴポコです。
四国に上陸してここまで、28軒のラーメン店を巡ってきました。須崎市から福岡市までは、
高速道路を使っても約8時間近くかかりそうです。よって、ここからの食べ歩きは
遠征の退却戦、いわば退き口と言ってもいいかもしれません。
とはいえ、須崎市から高知市へ向かう間、どうしても寄りたい店が1軒あったのです。
それがこちらの店、美味しんぼ山岡。なぜこのような店名になってしまったのか、
詳しく知りたい方はこちらの美味しんぼ山岡公式ホームページを参照ください。
「美味しんぼ」には、多少なりとも縁のあるオゴポコとしては、
たとえこの店がこの日100軒目であったとしても素通りするわけにはいきません


自宅を改造したと思われる店。勝手口らしき店の出入り口から中に入るには、
まず靴を脱がねばなりません。(家なので当然です)
ラーメンを食べに来ただけですが、他人の家に無断で上がりこんだような
気恥ずかしさが込み上げてきます・・・
そこをぐっと我慢し、スリッパに履き替えて奥の部屋へ入ると、
そこには平日の午後だというのに背広姿の
テレビからはワイドショーが流れ、何だか自分がどこにいるのかわからなくなってきました・・・

窓際の席から外を眺めるとそこは自動車教習所。
免許を取ろうと懸命に走る教習生の皆さんですが、その危なっかしい運転を見たら
「馬鹿どもに車を与えるなっ!!」と一喝する人もいるかもしれません


こちらがメニュー。そこには、店主の有り余る創作意欲から生み出される品々がびっしりと連ねられています。
しかし、ここは迷わず「美味しんぼラーメン 520円」を選択。
店員さんから厨房へ、すかさず「美味しんぼお願いしま〜す

「ああ、ここまで来てよかった・・」
「これが聞きたかった、これが!」
とひとり感慨に耽るのでした


やがて運ばれてきた「美味しんぼラーメン」。
あれ?意外にも、というかこれは素直な正統派中華そばだよ、栗田さん。
控えめな油、正直な魚介出汁、馴染んだタレ、どれを取っても特に際だったものはありませんが、
ほどよい加減の中華そば。各種の具も手作り感が溢れ、キチン仕上げられてます!
これなら「ジャニス軒」どころか「金銀軒」にも勝てそうです。(美味しんぼ第38巻「ラーメン戦争」より)
ただ、個性溢れる「流星軒」に乗っ取りに来られたらどうでしょう?個人的には、透明感のあるツルツルした麺が
あまり好みではないので、ひょっとしたら・・

要らぬ心配はさておき、言っては何ですが、この土地でこの系統の味を出し続ける拘りは
ビシビシ伝わってきました。
よって、最後は、谷村部長のこの言葉で締めさせて頂きます。
「 やあ〜、これで、めでたしめでたしだ!!」
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美味しんぼ山岡
住所:吾川郡いの町枝川441-6
時間:11:10〜17:00(土日 11:10〜20:00)
休み:水
HP:http://www.oishinbo.jp/
点数:3.9点
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