
とうとう10軒目の「おつかれ麺です IN 徳島」は、徳島ラーメンランキング上位常連の「東大」。
新横浜ラーメン博物館に出店した全国区の有名店「いのたに」と同じく、
一般人への知名度という点では引けを取らない人気店である。
訪麺したのはおおよそ23時。夜は暗く閑散とした大通りで、「東大」ならぬ「灯台」のように輝く大看板は、
徳島ラーメンを求めてさまよう客を、光に群がる虫のように集めている。
そして、遠く福岡から海を渡って飛んできたラーメンの虫も、その光に誘われ店へと近づいていくのだった。

食券機で「徳島ラーメン 500円」を手に入れ、店へと入る。思ったより手狭な店内はほぼ満席をキープし、
どこかしら屋台を思わせる猥雑な空気を漂わせている。
カウンターの端に座ると、目の前の「梅干」や「生卵」は食べ放題である旨の説明書きが目に入った。
しかし、さすがに余力の無いオゴポコは、それらには目もくれずラーメンに取り掛かる。
豚の背脂を36時間、ゲンコツのみを80時間も煮込んで完成するというスープは、
製法を聞いた感じからは想像できないほど、さらっと流れていく。
その一口目は「甘い」「辛い」「油」のそれぞれが、多少下卑た印象を抱かせる。
よって、第一印象は苦手な味。
だが不思議なことに、スープを嚥下するたびに「甘辛」が顕著になり、慣れなのか、
その下卑た味がいつの間にか心地よくなる。
この一風変わったスープのことばかり考えていて忘れていたが、
ぽそっとした麺はそれほど量はなく、気づくと食べ終えていた。
ちなみに、具、特にバラ肉については、多くを語らずとも写真を見てもらえれば、
懸命な読者諸氏は想像がつくと思われるので割愛する。
10軒食べる前に、徳島ラーメンに対して漠然と抱いていた「すき焼き」のイメージ。
食べ歩きを進めるにつれ、そのイメージはかき消されていったのだが、
「東大」は良くも悪くもそのイメージを増幅し、毒々しく強調したラーメンのように感じる。
舌に残る後味の悪さが気になりつつ、それをごまかすためにガムを噛みながら、ふとある思いに駆られる。
『東大のセカンドブランド「麺王」ってどんなんだろう?』
11軒目のボーナスステージ、徳島駅前の「麺王」へと舞台は移るのだった。
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東大 大道本店
住所:徳島市大道1-36
時間:19:00〜28:00(売り切れ終了)
休み:なし
HP:http://www.ramen-todai.com/
点数:3.8点
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昔はもっと色が濃くて、普通のラーメンでもチャーシューがたっぷりで白ネギでしたよ。
当時から友達の間でも好き嫌いがありましたが、自分はすごく大好きだったんですけどね。
「ふく利」もそうですが、ずいぶん変わってしまったんですね〜^o^;
麺王が駅前にできたんですね…でも東大がこれじゃあまり期待できないですね…。
「東大」「ふく利」とも初めてなので、
昔との比較は分からないのですが、
東大も少子化問題を乗り切ろうと変革の最中なのかもしれません。
麺王は・・ノーコ麺トです(笑)