2007年05月24日

東大 大道本店@徳島 / 東大東大化計画進行中、その学力は?

東大.jpg

とうとう10軒目の「おつかれ麺です IN 徳島」は、徳島ラーメンランキング上位常連の「東大」。
新横浜ラーメン博物館に出店した全国区の有名店「いのたに」と同じく、
一般人への知名度という点では引けを取らない人気店である。

訪麺したのはおおよそ23時。夜は暗く閑散とした大通りで、「東大」ならぬ「灯台」のように輝く大看板は、
徳島ラーメンを求めてさまよう客を、光に群がる虫のように集めている。
そして、遠く福岡から海を渡って飛んできたラーメンの虫も、その光に誘われ店へと近づいていくのだった。

東大中華そば.jpg

食券機で「徳島ラーメン 500円」を手に入れ、店へと入る。思ったより手狭な店内はほぼ満席をキープし、
どこかしら屋台を思わせる猥雑な空気を漂わせている。
カウンターの端に座ると、目の前の「梅干」や「生卵」は食べ放題である旨の説明書きが目に入った。

しかし、さすがに余力の無いオゴポコは、それらには目もくれずラーメンに取り掛かる。
豚の背脂を36時間、ゲンコツのみを80時間も煮込んで完成するというスープは、
製法を聞いた感じからは想像できないほど、さらっと流れていく。
その一口目は「甘い」「辛い」「油」のそれぞれが、多少下卑た印象を抱かせる。

よって、第一印象は苦手な味。

だが不思議なことに、スープを嚥下するたびに「甘辛」が顕著になり、慣れなのか、
その下卑た味がいつの間にか心地よくなる。
この一風変わったスープのことばかり考えていて忘れていたが、
ぽそっとした麺はそれほど量はなく、気づくと食べ終えていた。
ちなみに、具、特にバラ肉については、多くを語らずとも写真を見てもらえれば、
懸命な読者諸氏は想像がつくと思われるので割愛する。

10軒食べる前に、徳島ラーメンに対して漠然と抱いていた「すき焼き」のイメージ。
食べ歩きを進めるにつれ、そのイメージはかき消されていったのだが、
「東大」は良くも悪くもそのイメージを増幅し、毒々しく強調したラーメンのように感じる。

舌に残る後味の悪さが気になりつつ、それをごまかすためにガムを噛みながら、ふとある思いに駆られる。
『東大のセカンドブランド「麺王」ってどんなんだろう?』
11軒目のボーナスステージ、徳島駅前の「麺王」へと舞台は移るのだった。

↑写真は全てクリックで拡大します!

東大 大道本店
住所:徳島市大道1-36
時間:19:00〜28:00(売り切れ終了)
休み:なし
HP:http://www.ramen-todai.com/

点数:3.8点

※地図で場所を確認したい方はこちら↓をクリックしてください



posted by 拉麺本位 at 02:04 | Comment(2) | TrackBack(0) | 訪麺:徳島県
この記事へのコ麺ト
え〜全然違うじゃないですか!?
昔はもっと色が濃くて、普通のラーメンでもチャーシューがたっぷりで白ネギでしたよ。
当時から友達の間でも好き嫌いがありましたが、自分はすごく大好きだったんですけどね。
「ふく利」もそうですが、ずいぶん変わってしまったんですね〜^o^;

麺王が駅前にできたんですね…でも東大がこれじゃあまり期待できないですね…。
Posted by なつ at 2007年05月24日 06:58
>なつさん
「東大」「ふく利」とも初めてなので、
昔との比較は分からないのですが、
東大も少子化問題を乗り切ろうと変革の最中なのかもしれません。
麺王は・・ノーコ麺トです(笑)
Posted by オゴポコ at 2007年05月24日 23:46
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