
胃に、というより、精神的に「おつかれ麺です」
1日で4軒に振られ、焦りの見えるオゴポコ。緞帳のようにゆっくりと夜が降りてきたというのに、
まだ6軒しか食べれていない!
あと4軒食べないと、二度と徳島に来ることができないという自分ルール
を課したオゴポコは、しかし、まだツイている。徳島は小粒揃いの良店見本市だ!
そのことを、この「巽屋」が示してくれたのである。

「やまきょう」「王王軒」等より優先順位を下げて考えていた「巽屋」。
しかし、独学で20年かけて作り上げたというラーメンを求め、店外にまで伸びる徳島市民の皆さん。
若い男女の店員が、この修羅場を潜り抜けようと声を張り上げて、客とラーメンを捌く、捌く!!
その甲斐あってか、割とすんなりと着席&相席し、見知らぬ若者2名と共に支那そばを待つこととなる。

相席になった若者2名より早く「支那そば肉玉入」がやってきた。
かれこれ2時間近くラーメンを食べていなかったので、ちょっと奮発して肉と玉子を入れてみた。
見ためは典型的な「黒系」の徳島ラーメン。「春陽軒」に近い色だが、そのスープはツルンとマイルド

見た目は辛そうに見えるが、実はほどよく肉々しいのが黒系スープなのだ。
味がよく染みたバラ肉、プッツリした麺、まさか、ここで今日一番の満足度を味わえるとは、僥倖の一杯であった。
消えかけたヤル気に効果的な燃料は、おいしいラーメンだけだと再認識させられた7軒目。どうやら、
このままあと4軒いけるだけの燃料は積み込めたようだ。
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巽屋
住所:徳島市住吉5-68-1
時間:10:30〜20:15
休み:水(祝日の場合は営業、翌休み)
HP:?
点数:4.3点
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