随分ご無沙汰しております、北九州地方のラーメン事情調査。
六倉会の活躍などにより、福岡県内では福岡市よりも活性化しているのでないか?
と情報だけ見て思っていたわけですが、実態は食べんとわからん!
なので、がんこもん、一竜軒、ぎょらん亭、いずれも北九州地方を代表する
名店の流れを汲む3軒を連続訪麺してみた次第。

JR遠賀川駅近くに店を構える「がんこもんラーメン本店」の創業は1988年。今年で26年目を迎える優良濃厚ラーメン店です。
昨年から今年にかけて「岡垣店」「恭ちゃん(宗像市)」「浅川店」「GANKO-MON(米麺専門)」と出店攻勢をかけており、
一部店舗は24時間営業を貫く頑固っぷりを貫いております。
今回訪麺した「恭ちゃん」は、本店よりは頑固さがやや抑え目で、骨感は低いものの油脂多めで重たさは十分。
自家製中細麺は歯切れ良さと淡白さで重たいスープとの相性良しで、選択可能な極細麺より合っているかと。
濃厚民族として、未訪の「岡垣店」「浅川店」も今年中に訪麺必至です!

東京は渋谷区神宮前の「一真軒」に訪麺したのは2011年9月のことでした。そのときのインプレッションはこちら。
「しょっぱめでやや浅いスープ、骨粉は多めで混ぜると色が変わる。なみなみ注がれたスープが出自を思わせる。3.7点」
さて、福岡県北九州市に移転を果たした「一真軒」は、食前に豆と紅ショウガが出されるスタイル。
小倉の地でこれをやられたら、それだけでオールドファンを呼べそう。うまいなぁ。で、ラーメンは
まず、コショウが強い。すっきりかつ若干の骨粉が感じられ良質な豚骨スープですがとにかくコショウが強い
麺は中太ストレート、すべりがよく歯切れよし。チャーシューは多めで四枚。せめてコショウは自分で調整できれば・・・惜しい。

ぎょらん亭系の名店「十割亭」の跡地にオープンしたこちらの店、
暖簾に十割亭印とあるので関係を訊いてみると、十割亭が閉店しての新規オープンだそう。
ラーメンは鹿児島産黒豚使用で、基本的に「十割亭」と同じとのこと。
そうは言っても、その出来は「十割亭」の三割くらいか。
味の方向性は「十割亭」に似ているものの、パンチ不足、しゃばめ、チャーシュー薄め。
288慶次は旨味強めで味は黒豚慶次とはかなり異なる。残念ながら、これは四井主馬レベルかと。

「一真軒」の「ラーメン」
壁には2012〜2013TRY大賞の豚骨新店部門1位のポスターが貼られていますが
これって移転しても貼っていいのかな?

※各店舗の営業時間、住所等の情報は、オゴポコが朝昼晩チェックを欠かさないラーメンバンクでどうぞ