ラーメンのジャンルを大きく分けると「豚骨」「味噌」「醤油」「塩」の4種類、最近はここに「つけ麺」や「油そば」も加わってくるかもしれません。
最近、個人的にこれらのジャンルに割って入るのではないか?と思わせる強烈な味があります。それは
「海老」
まだまだ海老豚骨、海老味噌、海老醤油、海老塩、と言った具合に他の味の頭にくっつく形が多いのは事実ですが、
実際にラーメンを食べると「海老」の存在感は思いのほか大きい。というか、海老が主体じゃないか?と思うこともしばしばあります。
ラーメン界のメジャーリーグ・東京においては、最近新宿方面で海老臭が強くなっているとのことで、今回は2軒連続のプチ海老ツアーを組んでみました。
-----訪麺店寸評-----
えびそば 一幻新宿店(そのまましお細麺 750円)4.0点<新宿>
もうこの店のジャンルは「海老」でよいのではないか?札幌で人気の「一幻」の東京路面店初出店です。
「そのまま」「ほどほど」「あじわい」の順に海老度が弱くなるようで、つまりそれは「必ず海老味のラーメンを食べねばならない」ということ。
よく見るとおにぎりも「えびおにぎり」となっており、海老が入っていないのはライスのみという徹底ぶり。やはりジャンル「海老」です。
「そのまましお細麺」は予想に違わぬ甘海老味の一点突破。カッパえびせんを大量にたべたような気分ではありますが、お菓子と違って気持ち悪さはなし。
なお、細麺とチャーシューは普通、というかこのスープの前では存在感希薄。でもいいんです。ここは手軽に1000円以内で飽きるほど海老を楽しめる場所と思えば全く問題なし。
らーめん 五ノ神製作所(海老油そば 700円)4.0点<新大久保>
この店のジャンルも「海老」としてしまって異論はないでしょう。甲子園出場校風に言うと6カ月ぶり2回目の訪麺。
確か伊勢海老とオマール海老を使っていたはずで、海老は海老でも「一幻」とは違って重たい海老味。一口一口が胃に海老がドスンドスンと落ちてくるような重さ。
ただし、油そばとして気になったのは具の大きさ。チャーシュー、メンマがブロック状で、麺、油との一体感が低い。
野菜は絡ませるというよりは、完全に口直しの役割に徹しており、別皿サワークリームも同様。
「五ノ神製作所」のラーメン、つけ麺、油そばを一通り食べてみて、おすすめは圧倒的に「つけ麺」、これが結論であります。
-----今号のおすすめショット-----
こちらは「海老油そば」の美しいビジュアル。
ただ、個人的な海老スープbPは「Soup Stock Tokyo」の「オマール海老のビスク」で変わりありません!
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