NEWSポストセブンの記事によると、ラーメン界には他店に影響を与えた「ビッグ3」「新・ビッグ3」と呼ばれる店があるそうな。
「ビッグ3」は、1996年開店の「武蔵」「くじら軒」「青葉」
「新・ビッグ3」は2011年開店の「ソラノイロ」「マタドール」「くろき」
「ビッグ3」については、改めて言うまでもないことですが、ラーメンの潮流そのものを作った店と言ってよいでしょう。
では「新・ビッグ3」はどうなのか?この記事で「新・ビッグ3」という言葉を知ったので「え?そうだったんだ」というのが
正直なところではありますが、おそらくあと5年くらいしたらこの言葉の真偽がはっきりするのでしょう。「ビッグ3」がそうだったように・・・
ところで「新・ビッグ3」はとてもせっかちなことで知られておりまして、それは既に違う味で2号店出店や二毛作してしまうことでもよくわかります。
本日は「新・ビッグ3」の中でも女性ウケナンバー1の「ソラノイロ」が、麹町に更に女性を集めるために開いた(らしい)ソラノイロ2号店のご紹介です。


[キノコベジソバ]
キノコは好きなのですが、キノコがラーメンに入ったときの匂いがやや苦手なオゴポコ。これはもう個人の嗜好でして、言うなれば「酢豚のパイン」みたいなもの。
なので「キノコベジソバ」は同行ラヲタから分けてもらった程度ですが、名前通りキノコ臭強め。
生クリームが入ったクリーミーなスープ、椎茸パウダーを練りこんだという平麺がフェットチーネのように思えて、スープパスタの体で臨むが吉という結論です。
[ソラの肉ソバ]
こちらのラーメンは890円というやや高めの設定。よってこの一杯を120%楽しむためには「新福菜館との比較」という楽しみ方が必要でしょう。
たっぷりの薄切り肉、麺にスープの色がつくくらい真っ黒の醤油辛いスープ。麺はこのラーメンのみ棣鄂製、タレの醤油は京都のものという手の込みよう。
ということで、麺はやや硬め、感触は似てるような。見た目は肉肉しさは似てるように思えますが、あの椎茸ぽい旨みがあればより近いような。
でも、ぶっちゃけ「新福菜館」のこと知らなくても味は100%満足できるラーメンです。
[塩煮干ソバ]
これはいい!3つのうち1つしか食べられないときは塩煮干ソバが断然推し麺でしょ。
キリっとしたキレのある煮干スープの香り、麺に絡むアオサの香り、2つを同時に嗅ぐことができる楽しさ。
麺は平たく乾麺ぽいチープさもあり、塩ラーメンに合わせる麺としては珍しい麺のように思えますが、しかしなぜか合っている。
油にはこれもラーメンではあまり聞いたことが無い「米油」を使用とのこと。
長い間ラーメンを食べていると「斬新さと美味しさ」を一度に体験することが少なくなってくるわけですが、それを久しぶりに体験できた一杯であります。

ダルビッシュのように全ての持ち球が決め球と言えるソラノイロの中でも、この「塩煮干ソバ」は一段上なのではないかな?

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