福岡に豚骨ラーメン以外のジャンルが根付きレベルアップする。そのための手っ取り早い方法があるとすれば、
それは、プロ野球の世界と同じ。メジャーリーグ・東京から助っ人を連れてくればよい!
とはいえ、そんな都合よく来てくれるわけもなく・・・と思っていると、
福岡市中央区赤坂にバリバリのメジャーリーガー(に縁のある店)が2軒もやってきたとのこと。
-----訪麺店寸評-----
麺屋 鸛(鶏白湯そば 600円)4.0点<赤坂>
東京は新橋の鶏専門ラーメン店「武一」の姉妹店。ちなみに「武一」は(濃厚鶏白湯そば 780円)4.5点(比内地鶏の白湯そば 750円)4.3点
メインの「鶏白湯そば」は比内地鶏と魚介のWスープだそうで「武一」の「比内地鶏の白湯そば」に近いイメージ。
スープは鶏の旨み、鶏油でしっかり鶏主張した明確な味付け。トッピングもつくねと鶏チャーシューで統一感ばっちり。ただ、細縮れ麺がややチープで残念なところ。
東京価格から150円も低い600円ということを考えると致し方ないか・・・いや、これは700円くらいで更にいいラーメンにしてもらっても全く構いません。
これは、食べる側の意識の問題。豚骨でなければ、少々値が張ってもいいものはいいのではないか?と。
なお、100円プラスすると、一日20杯限定の「濃厚鶏白湯そば」も食べられるそうなので、次回はこれだな。麺も変わることを期待。
麺や兼虎(辛辛つけ麺 800円)4.2点<赤坂>
「井の庄(石神井公園)」に代表される、濃厚豚骨魚介+辛味というジャンル。これは地域の壁を超える組合せなのかも。
店の前に置かれた「三河屋製麺」の箱。これだけで、この店はメジャーリーグを知ってるよな、と思ってしまいます。
本来であれば初回なのでラーメンで行きたいところですが、つけ麺推しのようだし、明らかに「井の庄」を意識しているのが見て取れたので「辛辛つけ麺」注文。
つけ麺にしては、麺はやや細い部類。しっかり水切りされていい仕上がり。豚骨魚介の濃度もは十分。
タレを底に沈ませており、まずは上澄だけ掬って味無しスープを味わわせ、継に混ぜさせて完成させるというギミックが施されています。
食べ方指南を読まないと誤解されそうな仕掛け、これこれで嫌いではありませんが、食べる側へこだわりを共有させるという意味で自分でハードルを上げているような。
※なにせ、ここは福岡ですから・・・
「辛辛つけ麺」は麺量200Gで、300Gまで同価格。少々高めの価格設定ですが、わざわざ麺を取り寄せる手間、福岡でこれが食べられることを
考えると、この値付け全く問題ありません!次はラーメンで更にこちらの店を掘り下げてみたいところです。
-----今号のおすすめショット-----
「兼虎」の「辛辛つけ麺」はこちら。辛いラーメン、辛くないラーメン、辛くないつけ麺もあるので、あと3回は訪麺したいところ。
※各店舗の営業時間、住所等の情報は、オゴポコが朝昼晩チェックを欠かさないラーメンバンクでどうぞ