そういえば最近、とんと聞かなくなりました。一頃、ラーメン流行語大賞かというくらい耳にしていた
「青葉インスパイア」
というラーメン用語。今思えば、どこまでが青葉インスパイアなのかよくわからない不思議な用語でしたが
ものすご〜く広く解釈して「豚骨魚介系は全て青葉インスパイア」としましょうか。いや、しました、たった今。
というわけで、さっそく神奈川で評判の「青葉インスパイア」を3つほど紹介してみましょうか


神奈川に豚骨魚介番付があるならば、もしかするとすでに横綱か?
つけ麺(4.7点)との初顔合わせで瞬殺されてから数カ月、ようやく「らー麺」とのぶつかり稽古が実現しました!
どっぷり濃度の動物魚介系スープに、むっちりした麺、いやありがちといえばそれまでですが、ありがちなのに美味いと思わせるのは逆に難しいのでは。
トッピングも変化に富んで楽しめる、正攻法かつ変化にも強い横綱であることを認識した次第です。

鶴嶺峰部屋の期待の新入幕(?)「TOMOKI」は木曜日限定の取組だそう。
方向は「鶴嶺峰」を向いているものの、穏やかでもたれない食べやすさ。やや細めの麺なのも食べやすさを助長しているような。
手作り塩麹につけたチャーシュー、味変に辛ゴマあり、と師匠よりは変化が得意なのかもしれませんが、味が何段階も変化するのは
客にとってはちと慌ただしいか。

こちらはラーメン食べ歩きを経て独学で店を立ち上げたという新鋭。
店頭には「北海道旭川系こっさり醤油らーめん」を掲げながら、麺は加藤製麺ではなく西山製麺。スープは豚骨魚介系。
このズレは意図的かどうかわかりませんが、オゴポコ的には「こうきたか!」と楽しめる仕掛け(一般人は別)。
さてラーメンは、無化調特有のジョジョに旨味が広がる感じ。ぷりぷりの麺はスープをよく引き上げはしますが、
丼に対してスープが少ないのでボリューム感で損してるような。
総じて、無化調ありきに偏り過ぎて「無化調」が「無価値」になってしまうラーメンがあるなか、こちらはかなり価値のあるラーメンではないでしょうか

いいものはやっぱり近くで見たいですよね?では「鶴嶺峰」の「らー麺」を砂かぶり席でどうぞ。

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