録画したラーメン番組を毎日のように確認していると、ラーメン番組(またはラーメン特集)はパターン化されていることに気づきます。
タレントのラーメン店紹介、ラーメン店主の苦労話、ラーメンイベントの特集、ラーメン店開業の裏話、ご当地ラーメン紹介などなど。
「またかよ」と思うようなこともあるっちゃあるのですが、ときにはオゴポコが知らないようなラーメンウンチクに出会うこともあります。
最近面白かったのは「所さんの目がテン!」で実証された「ストレート麺と縮れ麺、よりスープを持ち上げるのはどちら?」という企画。
答えは「ストレート麺」でして、理由はストレート、しかも細ければ細いほど「毛管力」が強いからだそう。
つまり、博多ラーメンのような極細ストレート麺のほうがスープをより吸い上げるのだとか。
というわけで、スープの吸い上げでは豚骨に負けるものの、血統の良さでは折り紙つきといえる神奈川の醤油ラーメンを2つほど紹介します。


店の前に掲げられた「これがら〜めんです」のタペストリー、さすが「めじろ」のDNAを引き継ぐ店です、自信がありあり。
味の方も「めじろ」同様、一口目は頼りなく、かための細縮れ麺を啜り続けていると、じわじわと魚介や醤油が口の中に滲み出る、ような。
このラーメンの麺は、スープを持ち上げるとか持ち上げないとかではなく、スープを口に染み込ませていくのが役割なのか?
やや心配なのは、昼というのに薄暗い店内。スナックみたいな非日常感で、この店の雰囲気も「めじろ」に似せた、というのは考えすぎか・・・。

あの「多賀野」出身、TRY新人賞にもランクイン、ということで行列覚悟で行くとやっぱり大行列のこちら。
スープ作りの特徴は「小鍋で追い煮干し」という情報は知っていたので予想はしていましが、スープはかなりの熱さ。
いや確かにスープは熱い方がいいとは思いますが・・これはちょっと熱すぎ。熱いのでスープと麺を同時に楽しみにくく、やや冷めるのを待ちながら、
麺がスープをあまり持ち上げないように慎重に食べ進む。
そうすると、もっと魚介の風味が強いかと思っていた予想とは異なり、どっしり感の方が印象に残る展開です。麺は140Gでたっぷり。
ラーメンの提供温度について考える機会はそうそうないので、そういう意味では記憶に残る一杯でありました。いやいや、味はよかったですから、誤解なさらぬように。

「こじろ」の「醤油ら〜めん」はやはり「めじろ」似。焦がしネギと「めじろ切り」のネギを見て「ああ、なるほど」と悦に入るラヲタは多いことでしょう。

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