プロ野球がストーブリーグに入る11月にシーズンインする業界、それがラーメン界。この時期、何より悩まされるのが、毎日のように録画されるラーメン番組です。
当然、僕の家のHDDレコーダーには「ラーメン」「麺」などのキーワードが登録されていまして、たった5分のラーメン特集でも2時間番組であれば
しっかり2時間分のHDD容量を食うわけです。頭出しにも時間がかかり、これは本当に困りもの。
ラーメンヲタクは、ラーメン本を読み、ネットで新店情報を探し、ケータイでもチェック、ラーメン番組で生の映像を確認するなど忙しいのです!
メーカーは立体テレビや4Kテレビなどよりも、テレビ局と協力してキーワードに関係する個所だけ録画してくれるスマートなHDDレコーダーを開発すべき、そう思うのであります。
今回は、テレビにはめったに出てこない「この冬の蒲田ラーメン情報」をまとめてお届けてしましょうか。


JR蒲田駅西口の家系ラーメン店。このメニューは、一言で言えば「ニュータンタンメン風家系ラーメン」と言えましょう。
ニュータンタンメンが何なのかよくわからない方は過去のこちらの記事を参考してもらうとして、このラーメン、かなりいいです!
ニュータンタンメンの特徴となる卵、唐辛子、ニンニクのパーツを揃え、かつ、スープと麺は家系。酒井製麺の短線麺は卵と一緒に口に運びやすい効果を生み出し、
豚骨スープの厚みは、ニュータンタンメンの薄いスープという弱点を補完する役割を果たしています。
正直、蒲田の辛い系ラーメンでは「蒙古タンメン 中本」と伍する出来ではないか、そう感じてしまいました。

JR蒲田駅東口の家系ラーメン店。このメニューは、一言で言えば「家系ラーメン風油そば」と言えましょう。
家系なので、油そばの油は鶏油仕様。「鶏油そば」というわけです。味付はかなり辛めで、生卵トッピング(50円)は必須でしょう。
酒井製麺の短線麺で啜りやすさは申し分なし。サイコロチャーシュー、岩のり、ネギ、と500円にしては充実したトッピング類。
「まぜそば」から垣間見えるサービス精神、トッピングメニューやラーメンの方向性、丼などから「吉村家インスパイア」と思しきこの店、割と好きです。

オゴポコが好きな「ど・みそ」がプロデュースに関わっている「げんまん」ブランドが蒲田に上陸。
みそらーめん、みそカレーらーめん、辛みそらーめん、つけ麺類、醤油らーめん等を取りそろえ、営業時間も長いときて、夜の蒲田への対策も万全です。
ラーメンは、浅草開化楼の捻転麺、背脂たっぷり、もやしたっぷり、ただ、味噌が薄いか・・・。もともとチャーシューは無い仕様ということは知ってはいるものの、
味噌の濃厚さと満腹度で勝負してほしいだけに、やや劣化が感じられたのは残念。

冬期限定の「味噌らーめん」は・・・平凡。隣の「楓」は味噌専門店なだけに、もっと尖らせてほしいところ。

今年のTRY認定ラーメン大賞の雑誌表紙を飾り、新人賞塩部門で1位、汁なし部門で4位という好成績を収めたこちらの店。
2012年の10月に、一度だけ塩ラーメンは食べていましたがそのときの点数は3.8点。面白いラーメンとは思っていましたが、まさかTRY大賞に載るとは・・・。
となれば、汁なしも試すしかないでしょう。「食べずして語るなかれ」それがラヲタの大原則。
まず、味はいい!ホタテとキノコフレーク、最初に匂いで攻めてくる。しかし・・・700円で麺の少なさ、具の少なさはちょっと頂けない。
名前が「和えそばS」だから量もS、それは分かるが、ならば価格もSにしてほしいところ。

九州とんこつ、といっても色々あるとは思うが、この麺の太さは博多では無さそう。豚骨臭さは無く、油脂がたっぷり溶け込んだような重さのある豚骨スープ。
味は違うものの「九州じゃんがら」の「ぼんしゃん」や「渋谷三丁目@渋谷」みたいな重くどさ。オゴポコはこの手の豚骨ラーメンを東京博多豚骨と呼んでおります。

多種多様な蒲田ラーメン事情の中で、実は最も注目しているのは「麺屋武蔵 蒲田店」が始めた「厨屋 武蔵」の弁当であります。
こちら「角にぎり弁当 500円」は、トンガリにぎり飯(生姜入りの味ごはん)2つ、角煮チャーシュー1つ、煮玉子1つ、付け合せの構成。
感想は・・・うーむ、ラーメンならまだしも、弁当となると向かいのファミマの弁当に勝てるかな?というのが心配になります。

※各店舗の営業時間、住所等の情報は、オゴポコが朝昼晩チェックを欠かさないラーメンバンクでどうぞ