最近、ラー博の「ご当地以外ではここでしか食べられない」というコンセプトを守る手段はどんどん巧妙になってきております。
無くなった店の復活パターン(駅、げんこつ屋等)、プロデュース店パターン(かもめ食堂)に続き、今度は海外から引っ張ってくるパターン。
しかも、それはラーメンの源流を持つ中国ではなく、味覚の野蛮人(美味しんぼより)が住む国・アメリカから、というではありませんか。
最近は、テレビでたまにアメリカラヲタを見かけることもありますが、純粋日本ラヲタとしてアメリカのつけ麺がどんなものか楽しみであります。


ハリウッド発のラーメンが日本に逆輸入!ある筋の情報では、あの「中村屋」店主が立ち上げに関わっているそうで。
「イケメンディップ」はつけ麺でして、枕崎産鰹節使用を謳っております。枕崎産鰹節は、アメリカでも通用するブランドネームなのか?
という疑問は置いといて、目の前で鰹節をつけ汁にぶっこんでくれるパフォーマンスは、ハリウッド映画のような分かりやすさであります。
さて、まず麺だけ食べてみますと、むちっとして、温かい。麺とチャーシューは焼いてるようです。つけ汁はやや軽めの動物魚介系で、麺にしっかり味はついてきます。
ただ・・・
鍛えられた日本ラオタにとっては、驚きの範疇ではない。
次回訪麺ではイタリアン要素を取り入れた「ジョニーディップ」をオーダーしてみるか。

で、その「ジョニーディップ」は、注文のつけ汁はトマトやバジル風味、適濃。チャーシューの肉肉しさは評価できるものの・・・
海賊キャプテン「ジャック・スパロウ」並みの自由奔放さは感じられず
ある意味、名前負けと言えるのかもしれません。以上、日本ラヲタの感想です。

ハリウッドで満足できなかったので山形で取り返そう、と思い立ち、甲子園出場校風に言うなら3年4カ月ぶり4回目の訪麺。
初めての「辛味噌つけ麺」は、ラーメンより「みそ汁」感を味わえるメニューであります。
辛味は別皿提供で、味噌のギアチェンジが明確にコントロールできます。少しずつ溶かすと吉(この溶かす行為が更にみそ汁感を助長する)
ぶりぶりした麺はしっかり締められているので、後半、つけ汁が冷えてきたらスープ割で熱々にするのが得策でしょう。

こちらは5か月ぶり3回目の訪麺で、気になっていた「塩と醤油の黄金比率」の「げんこつら〜めん」を。
黄金比率ということは、1:1.6なのか?どちらが醤油でどちらが塩なのか?回転の奥義は?
とか色々考えましたが、そんなことはどうでもいいくらい、うまい。
ちまたの豚骨魚介とは異なる、きりっとした魚介が効きつつの、適度な油加減。麺は手切りという平細つるつる麺。
相変わらずトッピングが沈んで見た目は淋しいものの、味は一級品です。次は塩だな。

「イケメンディップ」はこんな感じで配膳されます。つけ汁の下に少しもぐりこんだ麺を箸で引っ張りだすのが面倒なんだよな〜。
アメリカではどうやってるんだろう?

※各店舗の営業時間、住所等の情報は、オゴポコの中で超らーめんナビより利用頻度が高くなってきたラーメンバンクで確認ください