最近の日本プロ野球界では、外国人獲得時に日本で実績のある外国人選手を登用するケースが増えているようです。
要するに、一か八かで外国から新参者を引っ張ってくるより、ある程度実績が見込める安全運転重視、ということでしょう。
翻って、最近のラーメン食べ歩きスタイルはどうか。
ご存じのとおり、いまや情報ゼロで一か八かの食べ歩きなど皆無、特に「有名店出身」という情報は、
先の「日本で実績のある外国人選手」に近い安心感を与えてくれるものです。
というわけで、今回はハンバーガー界への進出も果たした「麺屋武蔵」出身の店に行ってみたわけですが・・・
-----訪麺店評価リスト-----
麺心國もと(らーめん 680円)3.9点【東京】<京成高砂>
こちらの店は「麺屋武蔵」グループで長年働かれていた方の店だそう。各種メディアで喧伝されているので信憑性は間違いないところでしょう。
基本と思しき「らーめん」は、醤油強めのスープで、クラシックな中華そばのようにみえて、これは魚粉かな?魚介味マシに振れております。
更に、焦がしネギや柚子による味の変化を持たせて楽しませる仕掛けづくりはさすが。ただ、麺はクラシックとは言いづらいムチムチのやや太麺。
あえて狙って作っているとは思うものの・・・オゴポコが重視しているヒキの強さは薄いかなぁ。
麺屋武蔵武骨(赤黒ら〜麺 750円)4.4点【東京】<御徒町>
「國もと」で満足できなかったので「実績が見込める」店で〆ようと思ったものの、夜も更けてきたしどうしよう?と悩んでいたときに思い出したのが、
以前たけひこ氏に教えてもらった「武骨は赤と黒をミックスできますよ」という情報。これしかない!赤の食券で赤黒オーダー。
甲子園出場校風に言うと「5年3か月ぶり3回目の訪麺」であります。結果からいうと、
やっぱ武骨美味いわ!食べてよかった!
当然好みの話ですが、実は麺線は短いのが好きでして、太麺でもしゃもしゃ啜れる武骨の麺、これがいい。
青ネギのしゃくしゃく感を交えながら、角煮切りのぶっといチャーシューは脂身が崩れながら胃に滑り落ちて、これまた満足。
赤黒スープは、赤の辛みと黒のコクが舌の上を行ったり来たりするものの、脂粒が浮くトロミ豚骨スープがしっかり受け止めて、これまた満足。
麺、汁、具、それぞれの個性が丼内でぶつかり稽古しつつも楽しめる、あれこれ考えずに食べて嬉しくなるラーメン、また5年後くらいに来ようかな?
-----今号のおすすめショット-----
「國もと」の「らーめん」がこちら。いや、決してダメではないですよ!打率で言えば2割8分くらい。
ただ、こちらの「武骨」がホームラン40本級なわけでして。
「武蔵出身」から「武蔵」への食べ歩き、分かっちゃいるけど、思い立ってすぐできてしまう東京ラーメン界恐ろしや!
※各店舗の営業時間、住所等の情報は、オゴポコの中で超らーめんナビより利用頻度が高くなってきたラーメンバンクで確認ください