おつかれ麺です。オゴポコです。
広島山口遠征2日目の最後7軒目は、山口県東部で絶大な人気を誇る「彩龍」です。
この日、ここまで訪れた店の方との会話でも度々でてきた「彩龍」の名。
どうやら、山口東部のラーメン界では発言力&影響力のある店のようで、
味の方も昼に訪れたシャオヘイさんグループ内では高評価。
今遠征終盤の山場を迎えたといってもよいでしょう!
玖珂ICを降り、街灯も無い山道を、暗いほうへ、暗いほうへとひた走ります。
車はついに山間を貫く峠のような道へと入りました。
すると突如、光に群がる虫のように、車が大挙して押し寄せているエリアを発見!!
オゴポコカーもその光へ向けて、ラーメンを求める
一匹の虫のごとく吸い寄せられていきます。
店の入り口は二重扉。これはおそらく、夏場に発生しそうな本物の虫対策か?
我々はまず第一の扉の先にあるノートに名前を書き込み、呼ばれるのを待ちます。
広い店内は様々な客層で入り乱れ満席。更に後ろからぞくぞくと人が詰め掛けます。
いったい、この人気はどうしたというのか・・?
よもや山口でこういう光景に出会うとは。何か、これと似た光景をどこかで見たな〜と
ずっと考えていましたが、最近分かりました。
ここです、ここ!!
中身は全く異なりますが、幅広い客層、突然現れる怪しげな店構え等々、醸しだすオーラが似すぎ!
ただし、ラーメンは似てないことを先に付け加えておきます。
まあまあ、どんなですか?
「本日のラーメン」のホワイトボードには、今日の出来がこのように書き記されています。
これはちょっと気に入らない、というか、ズルイ!たぶん悪気は無いのでしょうが、こう書かれると
パターン1 イマイチだった人⇒まあまあだからしょうがないか・・
パターン2 満足した人⇒まあまあでこんなに美味しいとは、すごい!
といった風に、客の方は二択ハメパターン決定です。
ただ、考えようによっては店も客も納得の「WinWinな関係」とも言えなくもないか。
更に言わせてもらうなら、この告知は店の外ですべきでしょう。昔、神奈川の「くわんくわん」という
豚骨ラーメン店で似たようなものを見たことがありますが、その店は出来具合をネットで公開し、
出来の悪い日は値引きするサービスをやっていたように記憶しています。
彩龍の場合、告知を目にするのは注文後。これは客に対するエクスキューズの役割
しか果たしていないのでは・・?
それとも、実は外にも告知があったのか?(暗くてよくわからなかった)
福岡県久留米市の某店で身につけたというラーメンは、一杯480円とリーズナブル。
「某店」については諸説ありますが、店が忙しすぎて確認には至らず終いです。
さあ、肝心のラーメンはどんなですか?
食べ始めは、久留米特有の髄っぽさを多少感じる。
しかし、はっきりと認識できるほどの濃厚さはなく、むしろベースは久留米オールドタイプに近い。
不満を感じるほど軽薄ではないが、かと言って本能に訴える重厚さもない。
個人的には少し物足りないが、どの客層でも久留米ラーメンの良さを感じられそうな汎用性を持つ。
麺は博多っぽいストレート細め。
一言で表すなら、「ライト」と「ヘビー」の中間、ライトヘビー級久留米ラーメン
ハメパターンで言うと、パターン1に近いかな〜。でも、実力の片鱗は感じられたし、満足して帰路につきます。
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彩龍
住所:岩国市周東町大字祖生800
時間:11:00〜14:00、17:30〜21:00
休み:月、火
HP:?
点数:4.0点
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