
おつかれ麺です。オゴポコです。
山口東部食べ歩きの5軒目は、光市の「大島」です。
こちらのラーメンは、動物系素材を使わないイリコ出汁の魚系ラーメンとのこと。
つまり今風に言えば「たちばなやインスパイア」と言うべきでしょうか。
ともかく、アジトに引き続き、5人全員揃って元気に訪麺です!

ラーメンを注文する前に、ああ、もうこれを見た瞬間、ありがとうと礼を言いそうになりました。
大島のラーメンスープは、無添加無調加だそうです。言うまでもなく、「無化調」の間違い。
無化調⇒「化」学「調」味料が「無」い
という意味ですが、無調加はさしずめ
無調加⇒化学「調」味料を「加」えて「無」い
という意味か?
無化調という言葉自体がラーメン界の造語なので別にどうでもいいといえばいいのですが気になります。
お店の方に尋ねたところ、回答は「習字の先生が間違った」でした

習字の先生は一筆頼まれたとき、いったい何を思ってこれをしたためたのでしょう?不思議です。

「らーめん 530円」はストレート麺とちぢれ麺から選択できます。これはちぢれ麺。
「たちばなや」ほどイリコが効いた感じはなく、少し甘めの後味が舌に残るスープです。
「たちばなや」と比較してどちらが好きか、意見が分かれそうですが、個人的には「たちばなや」の方が好み。
しかし、磨いたガラスのようなクリアな魚&昆布オンリースープは個性満点で面白い。
更に、ちぢれ麺とストレート麺では、これはちぢれ麺の方が好印象です。
大島を食べ終え、店を出てふと頭に浮かんだあるひとつの考え。
それは、山口県のラーメンが持つ多様性と可能性でした。
すぐお隣の下松市では「紅蘭」を中心とした「牛骨文化」が幅を利かせていますし、
宇部や下関の豚骨ラーメン、周南の醤油ラーメン、そして、「非動物系魚文化」のたちばなやインスパイアと、
各地域で色が分かれているように思えます。
ひょっとすると、山口ラーメン界はひとつの県の中で多麺族国家を形成できそうなほど、
多彩なラーメン文化を持った県として全国にアピールできるのではないでしょうか?
今後、この色を生かした有力店が現れることを期待します!!
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大島
住所:光市浅江3-23-29
時間:11:00〜21:00
休み:火
HP:?
点数:3.7点
※↓をクリックすると地図で場所を確認できます。
