
おつかれ麺です。オゴポコです。
周防大島での2軒目は、豚骨等の動物系素材を使わないイリコスープが特徴の「たちばなや」です。
なんと、この地で約50年も営業しているという話ですから、
周防大島が本土から離れて島になる前から営業していることになります。
微妙な冗談はさておき、まずは店内の様子からお伝えしましょう

不揃いな大きさのテーブル席は、木を切り出して作られており、さながら民芸店のような雰囲気を醸しています。
それは、よく言えば「味のある」、悪く言えば「乱雑」な光景。
席の感覚もまちまちで、後ろの人と背中が触れ合ったりするのは当たり前。更によく見ると、
溜め込んだ古新聞のように壁際に積み上げられた漫画類の下には、クモの巣が・・(苦笑)
しかし、そういった欠点は「ここは約50年も営業している店で、しかも周防大島」という事実によって
「趣きがある」という言い方をすることも可能です。
そういうわけで、「趣き」に拘らない方は来店時は覚悟してください(笑)

メニューを見ると、「中華そば」の他に「きつねうどん」の文字が。「うどん」はないので、
「うどん」を食べたい人は強制的に「きつねうどん」を食べることになりそうです。
その他、下松の牛骨系ラーメン店でよく見かける「いなりずし」もメニューに用意されています。
我々は素直に「中華そば」を注文。舌にひりつく純イリコスープは、確かに「ラーメン」というよりは「うどん」スープ。
こういったイリコ出汁は嫌いではなく、むしろ好きな方ですが、
わたしの舌はどうしても「うどん」としか認識してくれません。
更に太めでもりっとした食感の麺が「NOT RAMEN」の度合いを加速させますが、
そこに救いの手、いや、豚が。
それは、チャーシュー。脂身多めのバラ肉で、味付け濃いめに仕上がったこのチャーシューが、
ラーメンに必須の油分をうまい具合に補完してくれるので、
舌先で「うどん」と認識されたスープは、脳内に至る間に「ラーメン」へと変換されます。
個人的には、食べなれた熊本ラーメンの「みかちゃん」より「たちばなや」の方が面白さもあって好印象。
後々分かったのですが、山口県内各所に「インスパイア」店を生み出すほど影響力のある「たちばなや」は、
山口
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たちばなや
住所:大島郡周防大島町西安下庄1-1
時間:10:00〜20:00
休み:第一月
HP:?
点数:3.8点
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