
おつかれ麺です。オゴポコです。
広島ラーメンクエスト初日7軒目は、広島でも最古の部類に入る店「上海総本店」です。
どのくらい古いかというと、開業年は何と1950年!!
広島を代表する老舗の「しまい」、「すずめ」、「陽気」よりもずっと前になります。
変化の激しいラーメン界において、単に「古い」というだけでは評価はマイナスになりがちですが、
それが「骨董」の域まで到達すれば話は別。
評価は一転し、味うんぬん以前に「食べてないことが恥ずかしい」レベルへと格上げされます。
当然、わたし以外の同行者(OOSAKI氏、洗足池氏、おだ氏)は既食。
この後に訪麺する予定の店を繰り下げ、「通過儀礼」終了まで待って頂きましたm(_ _)m

店内に一歩踏み入ると、そこは油のすえたような匂い+豚骨臭さが充満しています。
お世辞にもキレイとは言いがたい厨房を覗けるカウンターに座り、様子を伺いながら
「中華そば 550円」をオーダー。(匂い対策のために)息を殺して丼の到着を待ちます。
ところでこの店、「総本店」と言いつつも実は1店舗しかないという不思議な店ですが、
それは「上海」という店が多くなったことへの対策だとか。
なるほど元祖だからこそできる知恵とも言えますが、逆にそれらの「上海」は全て支店だと
思われてもよいのでしょうか?
そして、「上海」の由来は地名ではなく、創業当時流行っていた「上海帰りのリル」という曲から取ったのだとか。
さて食べる前からなかなか楽しませてくれる店ですが、肝心の中華そばの方は
どのくらい楽しませてくれるのでしょうか?結論から言うと、
かなり楽しませてもらいました。
一言で表すなら「見た目は醤油ラーメンなのに味は豚骨ラーメン」
しかも、その豚骨臭は不快に感じる一歩手前の濃度。
しかも、レンゲがないので直接丼からスープを啜る必要があり、
食べ進むにつれて違和感が増幅されます。
更に追い討ちをかけるように、熱々の油が表面を覆っているため、飲みづらいことこの上なし。
もちろん、豚骨ラーメンではないので麺は少し太めのやわめです。
事前に同行者から情報を聞いていたので予想はしていましたが、こんな個性的なラーメンを50年以上続け
なおかつ一店舗のみ、という事実が、骨董としての価値を高めているのかもしれません。
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上海総本店
住所:広島市中区八丁堀4-14-1
時間:10:30〜21:00
休み:日、祝
HP:?
点数:3.6点
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