オゴポコは、お店の前を2、3回行ったりきたりしたあと、「おつかれ麺です」の覚悟で扉を開けました。
ここは「まじとん」。居酒屋、定食なんでも来い!の食堂&居酒屋&ラーメンの総合飲食店です。
格闘技界では「総合格闘技」といえば、あらゆる格闘技の頂点のような感じがしますが、
ことラーメン店に限って言えば、総合的になればなるほど底辺へ近づいていく感じがする
から不思議なものです。
では、ラーメン専門店大好きなオゴポコは、なぜこちらの店に入ったのでしょうか?
それは、ある1冊のラーメンガイド本がきっかけでした。
その本とは「石神秀幸選定本物のラーメン300―首都圏NO.1ラーメンガイド2007 」。
毎年欠かさず購入する、この通称「石神本」に信じ難い記事があったのです。それは・・
長野で「笑楽亭グループ」を展開する塚田兼司氏の修行先に「まじとん」が挙がっていたからです!
この記事を読んだオゴポコは歯噛みしました。「なぜ、ぼくはこの店を食べていないんだっ」と。
オゴポコとしては、四の五の言わずに「じゃあ、食べるしかない」わけです。
オゴポコは店に入るやいなや、「うっ」と声を上げそうになりました。
店内には、古い油が酸化したような嫌な臭いが充満していたからです。
そのまま、まわれ右をして店を出ようかと思いましたが、運悪く?店員さんに案内されたオゴポコは、
観念した様子でメニューに目を通しました。
総合飲食店の名に恥じぬ、夥しい数のメニュー!!「焼肉定食」だって食べられるぞ!!
しかし、ラーメン専門(略してラー専)のオゴポコは、迷わず「豚骨ラーメン」を注文しました。
壁にかかった簾、不揃いな椅子、洋画を垂れ流すテレビ、この店内の統一感の無さが、
一層、オゴポコの不安を加速させるのでした。
加速した不安は「ラーメン」到着後に最高潮へと達しました。
薄暗い照明下でも分かる純白の豚骨スープは、なぜか塩辛く、オゴポコは3口目で飲むことをあきらめます。
とりあえず、自家製という麺を啜ってはみますが、本来持っているであろう麺のポテンシャルは
全く発揮されず、麺をすすることが只の作業となってしまいました・・・。
目先を変えるため、チャーシューを頬張ります。くたっとしたボソボソのチャーシューを噛み締めた瞬間、
今度は不安を通り越し、押し寄せる寂しさと後悔の津波に押しつぶさされそうになるのでした。
店を後にしたオゴポコの脳裏に浮かんだのは「笑楽亭グループ」の東京進出1号店
「信濃神麺 烈士洵名」で頂いた「拉麺」でした。
魚系スープ、昆布だし、動物系スープに大麦焙煎麺を合わせた上品なラーメンは、
「まじとん」とは最も遠く離れた流行の先端を行くラーメンでした。
もちろん、文句なしのハイグレードなラーメンであることは言うまでもありません。
いったい、何がどうなっているのやら・・・
後日、あの本の修行先が、実は何かの間違いではないかと疑ったオゴポコでしたが、
ふと、ある事実を思い出し、頭を抱え込んでしまいました。
烈士洵名のメニューにも、確かにあったのです。「焼肉定食」の4文字が・・・!
※残念ながら閉店しました
↑写真は全てクリックで拡大します!
まじとん
住所:福岡市博多区祇園町4-10
時間:11:30〜14:30、18:30〜24:00 日祝 11:30〜15:00
休み:不定
HP:?
点数:2.0点
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私は前の二葉亭の時代しか行ったことが無いんですが、
写真を見る限りでは前よりレベルが下がっているような。
前は見た目もまだ美味しそうでした。
いつもありがとうございます。
二葉亭は博多デイトス店しか食べたことありませんが、
二葉亭の方が↑だと思います。
というか、内装や匂い等が、すでにマジとんでもないので、
そこからカイゼンしてほしいです。
ラーメン屋ではなくなっていたのは知ってたが、
ついにテナント募集になったか・・・