おつかれ麺です。オゴポコです。
「津軽ラーメン街道」を無事通過し、五所川原でもう1軒行ってみました。その店の名は「まるみ」。
街灯や店舗が少ない暗く寂しい道路沿いに、突如現れる赤い看板は煌々と輝いておりますが、
実はまだ17時前です。やはり、九州とは若干、時間軸がずれているように思えます。
ま、暗かろうが明るかろうがラーメンを食べることに変わりはありませんが。
ご主人は短く刈り揃えた白髪混じりの髪に、黒ぶちメガネ、白の料理人服。
その風格は、長い歳月が作り上げた職人のオーラを纏っています。あと50年くらいしたら、
五所川原の偉人として、たちねぷたの題材として取り上げられることも夢ではありますまい。
店内は、まるで昭和のまま時が止まってしまったかのような、レトロな空間を構築しています。
その中に身を置いていると、自分が福岡からここまでラーメンを食べるためだけに来たことが
まるで夢のように思われるのですが、そこはそれ、ラヲタならではの黄金の精神を発揮し、
メニューをチェックします。
「手打中華そば細麺」
「手打中華そば太麺」
「手打中華そば細麺大盛」
「手打中華そば太麺大盛」
「手打中華ざる」
「手打焼きそば」
全ての麺類に「手打」をつける拘りようです。「手打焼きそば」に非常に興味をそそられますが、
ここは大人しく、しかし胃に妥協せず、「手打中華そば太麺」を作って頂きます。
淡い色のすっきりした煮干スープは、ラーメンというより、うどんかそばのスメに近いイメージ。
このスープに合わせられたのは、驚くほど滑らか扁平な麺。唇で噛み切れそうなほど柔らかい麺は、
どこか乳麺ぽさも感じます。
食べ進むと、ジョジョに麺の表面がスープに溶けだしてきました。これでチャーシューやメンマが無かったら、
とてもラーメンであると思わないかもしれませんが、これはれっきとしたラーメンです。
またもや、津軽ラーメンの引き出しの多さを見せつけられた一杯でございました。
余談ですが、100mほど離れた駐車場に車をとめていたのですが、なぜか料金を払わずに出庫可能でした。
この日6杯目を無事クリアーしたことへのご褒美でしょうか・・?
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まるみ
住所:五所川原市布屋町1-4
時間:10:30〜24:00
休み:なし
HP:?
点数:3.6点
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九州は8月とかになると白夜も珍しくないですからねぇ(大嘘)