おつかれ麺です。オゴポコです。
19時45分、仙台駅すぐそばの「くろく」に到着。本日の仙台遠征最後の1軒です。
こちらのお店、東京は高田馬場の有名店「渡なべ」「六坊」を経営する
渡辺樹庵氏のお弟子さんが独立して始めた店だそうです。
それにしてもこの外観、師匠のお店と同じく、ラーメン屋でありながら見事に他の店に擬態しています。
わたしの中では、パッと見、バーかスナックのように見えてしまいましたが、
道行く仙台の方々はどう思っているのでしょうか?
店内はほぼ満席で、意外に年齢層は高め。皆、ひそひそと声を潜めて会話しています。
まずは、右手に見える食券機を注視。オススメは醤油の「らーめん黒」とのことですが、
ボタンの並びの先頭は塩の「らーめん白」。
30秒ほど立ち尽くし逡巡した挙句、何となく客の目が気になりだし、じょじょに焦りが募ります。結局、
「今日は塩を食べていないから」
という自分への言い訳?のような逃げの理由で「白」を選択します。そして、ここからが長かった。
目の前に「らーめん白」。この瞬間を迎えるまで、ゆうに20分以上はかかりました。
作る工程をじっくり見ることができたので退屈はしませんでしたが、まあ、とにかく仕事が丁寧。
一度に2杯ずつしか作りませんが、席数は28席なので、満席のときは覚悟が必要です。
しかし、何度も言っていますが、今日のオゴポコさんはとにかく忙しい。
20時38分の新幹線に乗らないと、青森に予約したホテルの最終チェックインに間に合いません。
よって、ラーメンを掻きこむように食べようとしますが、とにかく熱い!アツイ!あつい!
駅から歩いて数分のお店ですが、表面に厚く張られた油の層が、わたしと駅との間に立ちはだかります。
そして、塩ラーメンとはいえ、スープそのものはかなり抑え目の味つけ。
なので、この油の層と、脂の乗ったチャーシューの連続攻撃で、ちょっともたれ気味になります。
しかし、長方形の断面の平麺は、噛み締めたときの感触が好みのタイプ。
それだけに、これで油が少なければ、との思いに駆られるラーメンでした。
「わざと一味抑えた作り」にしているのか?と想像してしまう、危ういバランスの一杯。
さて、食べ終えて店を出るとき、必ず顔を見て挨拶する店主に気が付きました。
さすがに接客には気を使っているようで、それが熟年層にもうけているのかもしれません。
事実、わたしの隣に座っていた常連らしきおばさん、帰り際に店主に贈り物?渡してましたよ
ただの差し入れかもしれませんが、他にも常連らしき客がちらほらいたのを見ると、
割と仙台に馴染んでいるのかもしれません。
「次来たときは、必ずらーめん黒にしよう」そう思いながら、発車1分前に新幹線に乗り込むオゴポコでした。
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くろく
住所:仙台市宮城野区榴岡2-2-12
時間:平 11:30〜14:30、18:00〜23:00、土日祝 11:00〜21:00
休み:なし
HP:?
点数:3.7点
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