おつかれ麺です。オゴポコです。
息も絶え絶え、ようやく、尾道遠征の終着店「味龍」に到着しました。
尾道では珍しく、無化調を貫くラーメンを提供する店です。
広々とした駐車場、ゆったりとした席の配置、店内に流れるJ−POP、
豊富なメニュー、気合の入った接客等々、ファミレス風の店舗です。
店に入ってみると客は自分ひとり。しかし、2名の店員は気合十分のいらっしゃいませ!!
「ラーメン」を注文すると、気合の入った店員さん、
「麺はいりま〜す!!」
「麺あがりま〜す!!!」
と実況中継&報告(?)を欠かしません。さて、その一杯が手元に届きました。
スープはすっきりした醤油味。これまでの尾道ラーメン店と違い、動物系の
コクが明確で、今風な味にアレンジされています。
ただ、それがためか、「尾道ラーメン」というよりは「ありがちな醤油ラーメン」
という方向へ傾いているように思えます。
麺は、国産小麦100パーセントのこだわり麺。細麺ストレートで、粉っぽさを感じます。
硬めの茹で加減もあいまって、更に尾道ラーメンらしさは感じられなくなっています。
無難に万人受けしそうなラーメンではありますが、
「これならわざわざ尾道で食べる必要はないかも・・」
というのが正直ベースの感想です。
キツさも相まって、実は、麺を半分ほど残してしまいましたが、とても
「麺残しま〜す!!」
とは言えず、そそくさと勘定を済ませて退店しました・・・
<尾道遠征総評>
それにしても苦しかった。
振り返ってみると、無難に食べられる店は多かったのですが、ベースの味の
変化が乏しいので、最後の方は精神力だけで食べてました。
尾道は、全体的に個性やヒキに強さを感じさせてくれる店が少ないように思えます。
結局、朱華園が一番好印象だったのですが、これは新たな脅威となる店が無く、
相対的にトップクラスを維持しているだけではないでしょうか。
老婆心ながら、尾道ラーメン界の行く末が心配でなりません・・・
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味龍
住所:尾道市高須町5193
時間:11:00〜15:00、17:00〜22:00
休み:月
ブログ:http://ajiryu.gururi.jp/
点数:3.6点
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福岡にも尾道ラーメンを名乗る店がありますが、本場とはやはり違うのでしょうか?
福岡の豚骨ラーメンに様々なスタイルがあるように、
尾道でも様々な尾道ラーメンが存在しているので、比較は難しいところです。
が、あえて言えば、福岡の尾道ラーメンは「一般的にイメージされている尾道ラーメン」
に近いと思います。タレ、小魚が効いて、万人受けする味というか。
本場の方は、油が効いていたり、小魚を使わなかったりと、各店何らかの個性が見受けられました。
(オススメできるかどうかは別として)