
おつかれ麺です。オゴポコです。
朱華園と並ぶ尾道ラーメンの名店といえば、ここ「つたふじ」。
初めて尾道を食べ歩くなら、この2店は必食と言ってもいいでしょう。
わたしも定跡に則って訪麺しましたが、行列に並ぶ人々を見ると、どうやらこの店は地元客が中心の様子。
前も後ろも地元の方言が飛び交う中、じっと耐えて入店です。

店内はカウンターのみ10席程度。狭い厨房には、いかつい大将(咥え煙草)と
おばちゃんが2名、ドンと構えています。
先客の若い女性が何やら粗相をしたようで、おばちゃん1号から方言で怒声を浴びていますが、
我関せず、とりあえず「中華そば並」を発注。
中華そばが出来上がる過程をじっと見守ります。
麺あげは大将が担当しており、平ザルで湯切り後、空の丼へいきなり麺を投入!!
そこへ、おばちゃん2号がスープ、具を順番に入れてできあがり。
通常はスープ、麺、具の順番ですが、ここでは独自の流儀を貫いているようです。
中華そばは、思ったよりかなりの量の油が浮いておりギトギトな印象。レンゲがないので直接丼を
傾けて飲まねばなりませんが、油がべったり口に張り付いて最初はキッツイキッツイ!!
たまらず丼を置いて、麺と具にとりかかります。
麺は四角い断面のストレート、少し黄色。ボリュームたっぷりです。
チューシューは硬めの仕上がり。背脂ミンチは朱華園より細かく砕けています。
後半、表面の油が馴染んできたためか、スープ自体は甘めの醤油タレが効いていることがわかってきました。
それにしても、今まで食べた尾道ラーメンとは明らかに違う「コッテリタイプの尾道ラーメン」があったとは・・!
予想だにしない一杯にカルチャーショックを受けたわけですが、
朱華園とは違うもう一つの源流を垣間見た気がしてなりません。
「やっぱ、ラーメンはご当地で食べないとダメだ」と再認識した次第です。
↑写真は全てクリックで拡大します!
つたふじ
住所:尾道市土堂2-10-17
時間:11:00〜20:00
休み:火
HP:?
点数:4.0点
※地図で場所を確認したい方はこちら↓をクリックしてください

はじめまして。
つたふじの観光客を意識してないスタイルは、
「アウェイで食っている」という実感が持てて楽しいです。
最近、やっとあの緊張感を楽しむことができるようになってきました。