「麺で〜す」
すみれの前で待ち合わせた男2人。彼らには、果たすべき使命があった。
絶対に食べなければならない麺が、そこにはある
仕事、約束、全てを後回しにしてでも確認すべき「すみれのつけめん」が、
いよいよ満天下にその姿をあらわすっ!!
カウンターに座し、心静かに「正油つけめん」の到着を待つ。
客は我々以外に2名のみ。食事時以外は閑散とした「すみれ」であった。
「じーのくんよ、すみれのつけめん、麺とスープが分かれただけだったらどうしよう(笑)」
「いや〜、まさか、すみれに限ってそんな」
数分後・・・
分かれてるよ、見事に。
正確には、正油ラーメンがそのまま分かれているわけではない。
麺はラーメンとは異なる白っぽい中太麺。つけめんにしては、量は少なめ。
具はラーメンで使われている煮玉子、チャーシュー、メンマを流用している模様。
では、何をもって分かれていると言うのか・・?
つけぢるが正油ラーメンとほぼイコールだから。
若干、正油ラーメンのスープに酸味が加わっていること以外、
油の加減、醤油の濃さ、ほとんど変わりがない。そして、少なめの麺(大盛不可)に対して多めのつけぢる。
この逆転現象は意図した結果なのか?
純粋に「つけめん」として見れば合格点だろうが、ここは「すみれ」。
「すみれのつけめん」として見れば、この麺は落第点というしかあるまい。
しかし、例えば、初めて「すみれ」を食べる人がこの「つけめん」を食べればかなり満足することだろう。
つまり、これは食べ込んでいる我々から見た評価ということになる。
複雑な心持ちで店を後にした2人。
最後に、すみれ公式HP掲示板での「つけめん」に関する回答の一部を紹介して終わりとしよう。
いつもすみれ博多店をご利用頂きまして、誠にありがとうございます。
「つけめん」のメニューにつきましては、検討したいと思います。ただ、
今のスープにそのままで麺を別盛にお出しする訳には参りません。
美味しいと自信のあるものをお客様にもお召し上がり頂きたいと考えております
ので、メニューに登場した際は、ぜひお試し下さい。
確かに「そのまま」じゃないけどね・・・
<翌日>
翌日、「すみれ中毒患者」のM部員、ナル部員を連れて再訪したオゴポコ。
彼らの感想も概ね我々と同等のものであった。
(上左写真)ナル部員が不満そうに食べた「昔つけめん」の汁。麺は「正油」と同じ。
(上右写真)M部員が啜った「正油つけめん」
「昔つけめん」は、昔風ラーメンを少しあっさりにした感じ。そこにプラスされたのは、
水面に浮かぶ分厚い油、その後に訪れる酸っぱさ。
普段あまり食べない彼が、満足できずにつけめんの後に正油ラーメン小を食べていた
姿には、悲壮感さえ感じられた。
すみれの夏は、早くも終わりを告げたようだ・・
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すみれ 今泉店
住所:福岡市中央区今泉1-3-1
時間:11:30〜23:00
休み:火(他、研修等で休みあり)
HP:https://www.sumireya.com/
点数:4.2点
じーの 3.8点
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京都店でも食べれるのだったら行ってみようかと思ったのですが。。。
私も先日つけ麺を食べ、まあ同じような感想だったのですが、ひとつ気になることがありました。
それは「森住製麺」のバット(って言うんでしょうか?生麺を入れるケースです)が置いてあったのです。これはつけ麺のみなのか、それともラーメンもなのでしょうか?開店当初は北海道店とは違う種類の麺だったように記憶しているのですが…。もしご存知でしたら教えてください。よろしくお願いします。
店員さん曰く「博多店のみ」だそうですが、
そのうち他店でも出る可能性はあると思います。
ただ、すみれはこの手の告知をHPで行わないので、
いつになるか、ほんとわかりません。
>多羅尾伴内さん
わたしは、すみれでは森住製麺の箱しか見たことがないのですが、
ラーメンは確実に森住製麺のものです。残念ながら
つけめんは未確認です。あとは、多羅尾伴内さんの
探偵力で解決願います!