おつかれ麺です。オゴポコです。
ラーメン激戦区の高田馬場にあって、一際異彩を放つラーメンコンサルタント、
渡辺樹庵氏が展開する直営2号店が、ここ「六坊」です。
直営1号店「渡なべ」のすぐ近くですが、「渡なべ」とは違い
まるで高級ブティックか画廊のような外観に少し戸惑いつつも入店します。
席はカウンターのみ。とは言っても決して狭いわけではなく、
わざと通路を広くし、空間を贅沢に使っていることが分かります。
「ラーメン」の食券を手渡すと、おしぼりとお冷が供されました。
具体的なオペレーションはスタッフの方が行い、渡辺樹庵氏は馴染み客や
業者の対応を主に担当しているようです。
樹庵氏と、オフ会で知り合った麺担当の小林さんの2人に挨拶しようと思いましたが、
とりあえずラーメンがきたので食べ始めます。
どっしり構えた重心の低い豚骨ラーメンは、魚介も適度に効いた
まさに「渡なべ味」の豚骨魚介ラーメン。
とはいえ、「渡なべ」や「keiz」とベクトルは同じでもまた違うヒキの強さを感じます。
脂の量も多いので、少し飽きがくるかな〜と思いきや、摩りおろした玉ねぎが
絶妙なスルーパスでスープを胃に送ってくれます。計算高い。
そして、特筆すべきは麺。底なし沼のように食べ手を飲み込む超重量スープに、
負けじと絡みつく極太麺。
更にチャーシューも容赦ない厚みを保ち、プラスして個性を主張する穂先メンマを味わいます。
と、その時、奥から小林さんが、会釈しながらツカツカと歩み寄ってきました。
トレードマーク?の帽子が似合う彼のアドバイスとして、ニンニクを別皿で貰えるとのこと。
で、それを投入すると、おおっとこれはナイストッピング!
ニンニクの刺激が味のいいアクセントになりました。
すなわち、まとめると
重さ×太さ×厚さ×長さ×刺激=インパクト
といった定理がここに証明されたわけでございます。
しばらくすると、樹庵氏も歩み寄ってきてご挨拶。
福岡と東京のラーメン事情についてしばらく歓談しつつ、無事完食となりました。
入店から最後のお見送りまで、味だけでなく、ラーメン屋さんでは稀有な
「もてなし」にも拘った渡なべスタイル。
ラーメンの味もそうですが、東京の有名店の努力と凄さを味わえたひと時でもありました。
このラーメン屋、圧倒的じゃないかっ・・!
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六坊
住所:新宿区西早稲田2-18-21
時間:11:00〜20:00
休み:なし
HP:?
点数:4.6点
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東京はラーメン屋さんがありすぎるので、
美味しくてもテレビへの露出とか無い限り行列店
というのは難しいのかもしれませんね。
六坊はしばらくの間、味がよく変わっていたと
聞いてますが、今はあの味で落ち着いてるんでしょうか?
であれば、これから常連客は増えるかもしれませんね。