おつかれ麺です。オゴポコです。
札幌遠征2日目5軒目は、これまた人気店「武蔵」です。
ラーメン界で「武蔵」と言えば東京の名店が思い起こされますが、
実はこちらの武蔵の方が開業は先です。
ちなみに暖簾の色によって作り手が分かるシステムになっておりまして、
白は店主、青は店主の長男、赤は店主の次男とのことです。
なるほど。どうやら、北の武蔵は三刀流のようで。
今回は「赤」だったので次男ですが、それがいいのか悪いのかはよく分かりません。
店内はカウンターとテーブル席。カウンター後ろのスペースがかなり広々と取られ、
ベンチまで用意されているのは、寒い季節に待ち客を店内で待たせるための工夫でしょうか。
北の武蔵ならではの心遣いが見てとれます。
こちらがメニューですが、ぬううっ、これは悩む・・。
作り手が3人、麺類が6種類ということは、実は北の武蔵は十八刀流ということか!?
多彩な攻撃の前に一瞬怯んだ我々ですが、こちらも2名で攻める利を生かし、
じーの副部長は「塩ラーメン」、わたしは「醤油ラーメン」を注文です。
(実は、ちょっと味噌は飽きてたので)
さて醤油ラーメンです。ファーストインプレッションはかなり油っぽいのひと言。
まるで食用油をぶちまけたかのような油っぽさです。
ただ、独特な味のスープとこの油がうまいこと混ざり合い、不思議と嫌らしさは感じません。
麺は西山製麺とのことですが、「札幌ラーメン50」によると武蔵ラインと呼ばれる
独自の製造ラインによって生産されているようです。表面がツルツルした硬めの麺は
さすがに食べ応えがあります。
スープ、麺は分かったが、では、具はどうか。
豚モモ肉のチャーシューは繊維質が多く脂身の少ない笹身のような出来です。
たっぷり入った野菜類は、シャキシャキした歯触りで個人的にはあまり好きではないのですが、
とりあえず主張は感じられます。
一通り食べ終え、じーの副部長の塩も少し食べさせてもらいましたが、こちらもかなり油多め。
個人的には醤油の方が好みです。
店を後にし、「北の武蔵はこういうラーメンなのか〜」と分かったつもりでとりあえずホテルへと戻りましたが、
その考えは約1週間後、見事にぶち破られることになるのでした・・。
<1週間後にワープ>
時空間移動法を駆使し、舞台は福岡。
天神大丸の北海道物産展に「北の武蔵」がやってきました!今日の暖簾は「青」なので長男です。
「味噌ラーメン(左)」と「醤油ラーメン(右)」を連続で食べてみましたが、まあ、味噌は極めて
ノーマルな味噌ラーメンの印象だったので置いておいて、
醤油ラーメン、札幌の時とまったく違うやないかっ!
食べてみると、こちらの方が断然上。油は相変わらず多いのですが、
ガチッと来る醤油の強さはダイレクトに舌に響き、札幌のものとは段違いに良いです。
次男と長男の差なのか、はたまた、武蔵の十八刀流の一端なのか・・。
とりあえずバッサリと斬られたわたしは、再び1週間前の札幌へと転送されるのでした・・。
<再び札幌>
5軒まわった時点でホテルに戻ったわけですが、しばらく休憩して残る予定は1軒。
もうサプライズは無いだろうと思いきや、最後に豚でもない麺が待ち構えてました。
その様子はまた後日。
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武蔵
住所:札幌市白石区北郷5条9-1-28
時間:11:00〜16:00、17:00〜22:00、日祝〜21:00
休み:月
HP:http://www.sapporo634.com/
点数:4.1点(大丸は4.4点)
じーの:4.4点(塩ラーメン)
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