2006年04月30日

てつや南7条店@札幌 〜 新明解札幌拉麺

てつやのれん.jpg

おつかれ麺です。オゴポコです。

小樽を後にしてやっと到着しました「北の麺処」札幌。
ここでは、店を選択するときの基準が
どの店が美味しいのか?ではなく、美味しい店のどこをあきらめるか?に昇華しています。

ほんとに贅沢なことですが、とりあえず今回は初めてということもあり、
「鉄板(人気店有名店)に行こうか」という結論に達しました。ということはココは外せまい。
札幌随一の人気店「てつや」の本店格にあたる「南7条店」が最初の標的です。

店内はカウンターのみで11席。意外と狭い造りです。夕飯時ではありますが行列も無く、
すんなりと着席しました。わたしは「正油らーめん」、じーの副部長は「みそらーめん」を注文。

ラーメンを待つ間、さて薀蓄は無いかと店内に目を向けると・・ありました!怒涛の薀蓄連打!!
それではどうぞ。

スープ
厳選されたゲンコツ・バラ骨と丹念に下処理された豚足を強火でゴトゴト12時間
以上、事細めにアクを取りながら煮込んだスープは、まっ白に白濁しコクがあり、
しかもトンコツ特有の臭みもなくまさに正真正銘のトンコツ(白濁)スープです。
更にみそらーめん、正油らーめんには別鍋で3時間煮込んだ背脂をスープの表面に
散らしており、とてもまろやかな口当たりに仕上がっております。

新たな札幌の麺を開発し続けて、やっと完成したのがこの特別熟成麺。
それを4、5日常温で寝かしたものを沸騰したタップリの湯の中でシッカリ茹で上
げ、麺のうま味を最大限に引き出しています。小麦の味、熟成の風味、それぞれを
兼ねそなえた麺は、スープの味をこわさず、またうま味を加え、これまでの麺の概
念をくつがえす麺に仕上がりました。

と、ここまで読んだところで、ラーメンが出来たようなので一時中断します。

てつや正油.jpg

さあこちらの「正油らーめん」ですがとにかくニンニク、とにかく背脂の剛麺一本勝負!!
かなりニンニクきっついですが、確かに背脂と豚骨スープがトロンとまろやかで食べやすくなってます。
麺も負けじと、太め小縮れのプルプルした個性的なもので背脂スープによく絡みます。
さらに、肝心要の醤油タレも結構主張しているので、とにかくお互いの要素が
ドッカンドッカンとぶつかりあって、丼の中はさながら、明解な旨みと脂の最終戦争状態です。

てつやみそ.jpg

こちらは「みそらーめん」。ひと口食べさせてもらいましたが、
ニンニクと背脂の鍔迫り合いは正油と変わらず。
味噌そのものの主張は弱めに感じられましたが、すこぶる分かりやすい味です。

てつや外観.jpg

一般的な札幌ラーメンとは一線を画する、進化形札幌ラーメンを堪能した我々。
ここまでくっきりとした分かりやすさをうまくまとめたラーメンは、ありそうでなかなか無いように思えます。
この店の暖簾分け、または、インスパイアした店が増えてくるとしたら、
「すみれ系」とは違った新たな潮流として、楽しみも増えてくることでしょう。

・・いつか、ラーメンスタジアムに「てつや」が来てくれないかなぁ〜・・

おっと忘れてた、薀蓄のつづきです。
薀蓄の最後はタレについて。ただ、ほとんど店主の自慢話になってますが。

タレ
タレは店の命です。前項で述べたような調理法、素材などのコメントは一切控え
させて頂きます。
しいて言えば17歳でこの業界の門を叩いた主人が、札幌−東京と数々の名店で
腕を振るってきた経験・知識・技術それと研究の結果の表れでしょう。
そして今、完成されました・・・


↑写真は全てクリックで拡大します!

てつや 南7条店
住所:札幌市中央区南7条西12-2-19
時間:11:00〜21:00
休み:なし
HP:?

点数:4.4点
じーの:4.7点(みそらーめん)


※地図で場所を確認したい方はこちら↓をクリックしてください

posted by 拉麺本位 at 14:06 | Comment(0) | TrackBack(1) | 訪麺:北海道
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Excerpt: 麺’倶楽部 北海道 実家の札幌に帰省したとき、必ず食べにいくラーメン屋「てつや」 いつも15分程の行列ができている超人気ラーメン店です。 豚骨ベースのスープはこって??
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Tracked: 2006-05-14 12:20
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