おつかれ麺です。オゴポコです。
熊本市内、賑やかなアーケードから少し脇道に入った目立たない場所に、その店はありました。
「天和」
なぜか福岡よりも県外のラーメン好きから絶賛されている「麺劇場 玄瑛」の修行先です。
あの革新的なラーメンを生むための稽古場となった店は、一体どんな麺劇を見せてくれるのか?
わくわくしながら入場です!
急いで入場したはいいが、客はわたし一人。大相撲情報を流すテレビの音だけが
やけに耳につきます。
そそくさとカウンターの一番端に座り店内を見廻すと、おお、入り口付近におわすは製麺機!
そして壁には様々な有名人のサイン色紙が飾られています。
更に目を移し、厨房内。元ダレ入りの平べたい丼が10近く、ずらりと並び客を待っています。
店員は、少しお歳を召した達人っぽい雰囲気の方と若人の2名。
おそらく、この達人が店主と見て間違いないでしょう。
玄瑛と同じ平ザルでの麺あげ、スープ注入、具の盛付けは全て若人が行っています。
ただし、達人からはちょくちょく演技指導が入っているようです。
いよいよ主役(ラーメン)の登場です。
まずはスープ。かなりあっさりめの豚骨スープに黄土色のニンニク油が浮きます。
ジャンル的には「塩とんこつ」の部類に入るでしょうか、インパクトはありませんが、
丁寧な仕事が伺えます。しかし、如何せん、ニンニク油の風味は強烈。
塩とんこつをかなり覆い隠しています。
そして、ああ、これはいけない!スープ表面には、デフォルトで胡椒が・・。
上品なスープにニンニク油と胡椒では、もはや食べたことが無い人でも、
だいたい味の想像はついてしまうでしょう。
個人的にはちょっと、いや、かなり勿体無いと思いますが、達人の演技は至極難解。
おそらくわたしのような凡人には理解不能な、深遠なる狙いがあってのことなのでしょう・・。
次は麺。これは面白い、というか熊本ラーメンにこの麺の取り合わせが面白い。
かなり滑らか、つるつるした食感のストレート麺は、さながら流し素麺のごとく、
噛まずともシュルシュルと口の奥へ滑り込んでいきます。
後で少し調べたところ、パスタ用に近い小麦を使っているそうです。
面白いことは面白いのですが、これまた個人的にはあまり好きなタイプの
麺では無いのが残念。
しかし、手がかかっていそうな雰囲気はビシバシ伝わってきます。
「1日限定200杯」ラーメンの1/200を食べ終えて。
麺については、確かに、玄瑛が持っている麺への拘りの源流を確認することはできました。
しかしスープについては、玄瑛は師匠の芸を超越した新演目を演じているようです。
この先、あの若人が第二の玄瑛となることを信じて600円を払い、店を後にしました。
・・この内容にしては、ちょっと高いな・・。
↑写真は全てクリックで拡大します!
天和
住所:熊本市新市街11-7
時間:17:00〜26:00
休み:月
HP:なし
点数:3.5点
※地図で場所を確認したい方はこちら↓をクリックしてください
【熊本市】【豚骨】
お待たせしました&メールでのご声援ありがとうございます。
良店であっても、デフォルト胡椒の店は結構ありますね。
わたしが一番気に入らないのは、鈴木商店です。
あれだけこだわったスープになぜ・・という感じです。
そういえば、鈴木商店@長住が閉店したという噂が・・
このお店はかなり気になっていました。
今年熊本に行く予定があるので
こちらのお店は訪問しようと思っていました。
他のお店のレポも楽しみにしています。
おはようございます。
4月に、もう一度宮崎&熊本遠征の予定がありますので、
他に気になる店があったら教えてください。
この後の記事は「文龍」を予定しています。
ここはなかなか面白い店でした。
熊本に行くのも知り合いが4月から熊本に
行ってしまうので遊びに行くという理由です。
ラーメン食べに来て下さいというので
ちゃんと食べに行こうかなと思った次第です(笑)
文龍は良いみたいですね。ブログにコメントを
下さった方から文龍の店主に伝言を
伝えてくださいと頼まれているので
文龍は絶対に行く予定です。
文龍と風来軒については、今度お会いした時に
いろいろお伝えしたい事があるのでお伝えします。
こんばんは。
>気になる店は超有名店ばかりです(笑)
熊本は新陳代謝が遅いので、有名店を周り終えれば
大体制覇してしまうと思います。
>文龍は良いみたいですね
スープは良かったです。ただ、麺が・・
>いろいろお伝えしたい事があるのでお伝えします。
興味深いですね!可能であれば、メールででも教えてください!