おつかれ麺です。オゴポコです。
福岡県のラーメンレベルは北高南低
北九州市、福岡市の二大ラーメン都市を抱える北部に比べ、南部は久留米市が若干目立つ位。
前々からそう思い込んでたいたがために、実はわたくし、福岡県の真ん中から南は
ラーメン食べ歩き初心者です。
このまま偏食を続けては体に悪い!
と一麺発起し、1日で福岡南部5市6軒を巡る荒行へと旅立ちました。
もちろん、ひとりで。
店員のスタイル、接客態度、メニュー構成、内装、どれを見ても一風堂。
それもそのはず、こちらの店主は一風堂で修行したそうです。
話は逸れますが、一楽堂@佐賀、龍の家@久留米等、一風堂出身の店というのは、
どうしてこうも全てが一風堂チックに染まっているのでしょうか?
何よりブランド力を重視する一風堂の制約なのかもしれません。
特に、メニューの「天風堂」の左に付いてる「博多」のスタンプなんか、完全に一風堂と同じです。
何となくこのスタンプが、仔牛に押された焼印のように見えてきました。
初回訪麺時にデフォルトメニューを注文するのは定石ですが、一風堂系ということもあり
「コク味とんこつ」(写真:左)にしてみました。
予想通り、デフォルトのスープに辛みタレが乗り・・
あで?香り油は?
一風堂の赤丸新味(写真:右)と比較してみると、辛みタレはともかく、香り油が見あたりません。
代わりにニンニクチップがおなさけ程度に乗ってます。
まあ、一風堂のまんまじゃないこともあるか、と思いつつスープを飲みますと、
おやおや、どうしたと言うんだい?この味は?
白丸元味とよく似たなめらかな豚骨スープに、明らかにひと味、何か加えてあります。
これが個人的には結構気に入りました。微妙な甘さを残したこってり油?
後で店内入口のウンチクを見て分かりました。
コク味とんこつには玉ねぎを炒めて作った油を入れてるそうです。
ちなみに、辛みタレはコチジャンベースだそうで。どうりで赤丸新味のと似てないと思った。
麺、具の方は極めて一風堂ライク。
しかし、スープの工夫で一風堂の呪縛から抜け出すとは、「麺道求心」は伊達ではないようです。
最後に、会計時にちょっとしたハプニングに遭遇。
わたしの前のおばちゃん、家族連れでいらっしゃってて、
4000円近い金額を全て100円玉で払おうとしてます。
しかも、微妙に足りてない様子。
おいおい、「通貨の単位及び貨幣の発行等に関する法律」によって、
通貨を一度に21枚以上使おうとした場合、店は拒否できるの知ってんのか?おばちゃんよ。
といっても、実際拒否するわけはなく、店員さん、一生懸命何回も数えてます。
約3分後。
結局足りなかったみたいで、おばちゃん、千円札で払ってましたが。
おばちゃんは苦笑い、店員さんは営業スマイル、わたしはひきつった笑顔。みんなの笑顔が最高の調味料だ
筑後でひっそりと頑張る天風堂は、しっかりと地元民に受け入れられてるようです。
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天風堂
住所:筑後市山ノ井362
時間:11:00〜26:00
休み:なし
HP:なし
点数:4.1点
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【筑後市】【豚骨】