おつかれ麺です。オゴポコです。
今、わたしは全力で走ってます。
道行く人は、重そうな金属製のPCバックを抱えたスーツ姿の男が、
閑散とした川端商店街を疾走する姿を見て
「あの人、飲み会に遅れて参加するんだわ、きっと」
とか、
「あ〜、彼女との待ち合わせに遅れてるんだろうな、あいつ」
とか、
「きっとあのカバンには地下組織からくすねた万札の束がギッシリ詰まってるんだわ。そして
ビア樽のような体型のボスが怒り狂って暗殺戦術特殊部隊に彼を始末するよう指令を出したけど、
彼は命からがら仲間と待ち合せてる櫛田神社に辿り着いたのよ。けど、既に仲間は殺されてて、
次の待ち合せ場所に・・」
とか思ってるんでしょうが、
実際は閉店間際の川端らーめんで待っているじーの副部長の元へ向かっているだけでした。
む、あの幟は、あそこが川端らーめんか?
ふむ、間違いない。川端らーめんはここのようだ。
「中華そば」なのか「らーめん」なのかはっきりしろ!と思いつつ、
博多旬工房って、パッと見何を作ってるのか分からんな、と疑問に思いながら階段を降りる。
コマンド?⇒かいだん
ザッザッザッザッ
だから、「中華そば」と「らーめん」どっちなんでしょうか?
いや、意外とね、こういう細かいところに拘ってない店って外れが多い気がするんですよ。
だから言ってるんです。しつこいようですが。
オ「いや〜、じーのくん、待たせたね!」
じ「はあ、先にエビスビール飲んでました。ぐびぐびぐび」
オ「じゃあ、俺も1杯。ぐびぐびぐび」
じ「ところで、例の金は・・」
オ「まあ、待てよ。とりあえずしょうゆらーめんだ。中華そばじゃないぞ。」
じ「そうですね。麺は金なりとよく言いますからね」
こちらが、大金と命をかけて辿り着いた「しょうゆらーめん」です。
まず、麺がかなり変わってます。平打ち細麺ですが、食感が蕎麦のよう。まるでラーメンらしくありません。
でも、これはこれで個性としてあり、の範疇ですね。
しかし、肝心のスープ、これがいけない。醤油というより塩に近いあっさり仕立てですが、
いかんせん、一本調子で面白みが無い。油で香りと味を補強しているようですが、これもあまり
効果を成してない。
そして、何よりマイナスなのが具。生っぽいもやしの味がスープに移ってしまってる。
更にバラ肉の薄切りチャーシュー、ボロボロに崩れている半熟玉子の味がかなり中途半端。
これらの具がスープをより悪い印象にしてしまってる気がします。もったいない・・
じ「そうですか?僕はけっこう好きですよ、ここ」
オ「いや、俺はちょっとダメだな。地下でしかも醤油ラーメンだから、厳しいかもよ」
じ「でも新店だし、これからに期待しましょう!」
オ「君はいつも前向きだな」
じ「そうでもありませんよ。ところで、例の金ですが・・」
というわけで、虚実入り混じりながらも不完全燃焼の2名は次の店へ向かうのでした。
・・・追っ手はうまく撒けたか?
↑写真は全てクリックで拡大します!
川端らーめん
住所:福岡市博多区上川端町11-1
時間:平土11:00〜15:00、17:00〜21:30 日祝11:00〜21:00
休み:不明
HP:なし
点数:2.8点
じーの:3.8点
※地図で場所を確認したい方はこちら↓をクリックしてください

【福岡市】【博多区】【醤油】