
おつかれ麺です。オゴポコです。
昨年、大分市にオープンした二郎インスパイア「太一商店」が、阿蘇山を越えて熊本市にやってきた!
しかも、オープン時とは比べ物にならないほどのサービスを携えて・・・。
全国に「二郎インスパイア」の店は数あれど、その形態は大きく2つに分けられます。
ひとつは「純粋に二郎が好きで真似ている店」、そしてもうひとつは「ビジネスとして二郎を真似ている店」。
九州内で前者の代表例として挙げられる店は「島系本店」や「大仙」ですが、後者の最たる例はこちら「太一商店」でしょう。
当然、各店レベルの違いはあるわけですが、この「太一商店」、全国を見渡しても、ここほど気合を入れて
サービスを行っている店はないように思えます!
それでは早速、そのサービスの中身を確認していくとしましょう。

まずは店の外。大きく分かりやすい書体で「二郎」の特徴を端的に説明しています。
「極太自家製麺」
「野菜増し無料」
「濃厚醤油豚骨」
「二郎」という言葉は一切使わず、かつ分かりやすく、見事なプレゼンテーションです!
「Plain&Big&Easy」

こちらは券売機。一番左上は基本の「ラーメン 600円」となっており、その下は「ラーメン小 550円」。
初めての人に「味玉入り700円」や「スペシャル850円」を買わせようなどという小賢しさは微塵も感じられない!
更に一万円札が使えるのも好印象だっ!
「一万円、入れますか?」

購入した食券を見ると、「野菜、背脂、ニンニク、タレ」の横に「多、普、少」の文字が印字されており、
客は自ら赤ペンで丸をつけていきます。
ここでは、複雑な呪文など一切無用、確実にあなたの仕様が厨房へ伝わる手筈となっています。
「好感度、マシマシ!」

システムの細やかな対応はまだ続きます。
「ティッシュ」常備
「布おしぼり」の手渡し
「あらびきコショウ、魚粉、柚子コショウ」の設置
「三味線の店内ミュージック」で癒しの空間を提供
「一杯のラーメンを取り分け可能」
「写真付き追加トッピング札」
「アンケート用紙に個人情報を記入すると『太一製麺党』に入党可能」
実によく考えられている!
「太一商店は二郎ではなく、太一商店というラーメン店だ」

「ラーメン(小)」は、麺一玉。野菜はモヤシ多めで、チャーシューは肉厚。スープは、
はっきり分かる油層で熱々、乳化が弱い甘めの仕上がりです。正直物足りなさはありますが、
550円という価格を考えたら、よくやっている方かもしれません。
「あまり似てなくてごめんなさい、ひとこと言えるその勇気」

この麺、オープン当初の麺と比べると、明らかに変わってます。
ぐりぐりねじれたスタイルは、「ぽっぽっ屋」や「大」を想起させる切り出し方で、これは嬉しい変化!
「わたしはジロリアンではなく、太一製麺党員です」

一方、「つけ麺(冷)」はどんなものか。麺の温度を「冷」にしたからか、キンキンに冷えた丼、おかげで
つけ汁に漬けた後、汁の冷めが早いのなんの!。しかもそのつけ汁、油がやけに多くて、
冷えるに従ってしょっぱさのみが際立つ微妙な出来・・・。
個人的には、麺の良さを生かして「汁なし」のメニュー追加を提案します!
いやそれにしても、立派な「ジローシステム」を構築したもんだ。何となく、成功しそうなビジネスモデルですよ、これは!
↑写真は全てクリックで拡大します!
太一商店 小山店
住所:熊本県熊本市小山3-4-18
時間:11:30〜15:00、18:00〜23:00
休み:月
HP:http://www.taichi-s.com/m.swf
点数:3.8点(ラーメン小 訪麺日 2008/12/28)
3.3点(つけ麺冷 訪麺日 2009/1/12)
※お店の地図はこちらから

福岡にも二郎系があちこちできてるんですね。
福岡出身なので、今度帰省したらコチラのブログを参考に食べ歩こうと思います。
確かにジロリアンには偽物でしょうが、
ビジネスとしては素晴らしいものが
ありますね。
だって、年配の女性が完食してましたもんね。
あの写真が出るか楽しみだったのですが…(爆
>くにさん、
横から失礼します。
くにさんは、
同年代の福岡出身ということで、
いつも拝見しています。
帰省の際は、お声をかけてくださいませ。
はじめまして。
二郎系なら、現時点では福岡よりも熊本の方が上だと思います。
特に「大仙」はおすすめです!
>taronobu-himeさん
今回の記事は、二郎を知る人ならより楽しめると思います。理解して頂けたようで、何よりです!
あと、あの写真ですが、さすがにやめときました(笑)