深く大きく、宇宙のように広がるラーメン界に時折り現れるという「試食界」。
そこへ迷いこんだオゴポコは、スフィンクスに尋ねました。
「ここは、どこですか?」
「わしが出すなぞなぞに答えることができたら、教えてあげよう」
「はい。お願いします」
「朝は4つの麺、昼は全粒粉、夜は油そばといえば、なぁんだ?」
「三ツ矢製麺堂やろ?中目黒の」
「へ?」
「元はフジヤマ製麺だった店やん。ここで食べたことあるし、俺」
「そ、そうか・・」
「もういいよ。去ね!」
「ひぇ〜っ!オゴポコ恐い〜」
という妄想を膨らませつつ「三ツ矢製麺堂」の試食界に突入。

なぞなぞでは「朝」、試食界では「最初」のメニューは「つけ麺」。ただ、他店と大きく違うのは
麺の締め加減を指定できること。通称「締め分け」
博多ラーメン店が「麺の硬さ指定可能」なら、つけ麺店が「麺の締め指定」できるのも不思議ではない!というわけか。
キンキンに冷えた「氷締め」
ノーマルの「冷もり」
常温の「ぬめり落とし」
熱々で湯だめされた「熱もり」
の四段ギアです。
個人的に最も気に入ったのは「熱もり」だけど、他の人で「熱もり」がいい、と言ってた人はいないようで(!)
まあ、そういうことです。つけ汁は大勝軒風の甘辛酸+ゆず風味。これは割とオーソドックススタイル。
と、とにかく、僕はここでは「熱もり」しか食べませんよ!

次は「昼」、試食界では「二番目」に出てきたのは「全粒粉で食べるゆず風味つけめん」。
小麦を殻ごと製粉し、特級菓子用小麦も加えてます。日本そばチックな色合いどおり、ザリッとした食感、
オゴポコは全粒粉麺が少々苦手なので、現場では微妙な感想を述べましたが、香りはよく、周囲では好評だった(!)ので、
まあ、そういうことです。

最後は「夜」、試食界では「三番目」に出てきたのは「油そば」。
最上級の牛脂を使ったというこの商品、「つけ麺」が780円ということを考えると、
900円という価格の説明が必要でしょう。内容はオールドスタイルの「油そば」を踏襲したもので、
素直に、味はいい。見せ方が変われば化けそうです。
つーわけで、いつになく真面目な試食界が終わった後、有志は次の店へと向かうのでした。完。
・・・じゃなくて、「三ツ矢製麺堂」はとってもいい店です。おいしいよ!
さ、もう1軒、行きましょうか。
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三ツ矢堂製麺
住所:東京都目黒区上目黒3-3-9
時間:11:00〜25:00(LO 24:30)
休み:なし
ブログ:http://blog.idc-inc.jp/
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