
おつかれ麺です。オゴポコです。
22時になりました。超有名店のネクストブランドというわけでもなく、特別立地がいいというわけでもなく、
テレビで告知されたわけでもなく、しかも平日の夜だというのに、数十人が行列を為しています。
つまり、ここに並んでいる人は、積極的にネット等で情報収集している「ラーメン好き以上」のレベルの人達なのです。
こういう光景を見るたびに「東京はすごかね〜」と感心する博多っ子(自称)のオゴポコでした。

「背油煮干濃厚醤油」とありますが、これはラーメンデータバンク(略してRDB)の調査によると
正しくは「背脂煮干濃厚醤油」でよいようです。こういう細かいところを逃さない仕事っぷり。
これが、RDBが「ラーメン界のCIA」と呼ばれる由縁でしょう(オゴポコの中で)

言うまでもなく「らあめん」は、新潟県のご当地ラーメン「燕三条背脂ラーメン」のインスパイアです。
この系統の代表格として知られる「杭州飯店」等でお馴染みの「極太麺」ではなく、ゆるく縮れた中太麺。
しかしこの麺も存在感は十分で、むちっとしてうまい。
そしてスープ、どっちゃり広がる背脂層の下に広がる煮干醤油スープ、これがいい!
猛烈な苦さというわけではなく、適度に苦味があるレベルですが、バランスよく攻めてきます。たぶん、
このスープだけ飲んでも相当うまいはず。
春菊で休憩し、そっとつまんだチャーシューはミッシリ詰まった繊維質なやつで、これもいい。
これまで、「燕三条背脂ラーメン」に対しては、何となく荒削りな印象を抱いていましたが、
今回の「どっかん」は定規で測ったようにキッチリ作られたという印象。
以前にも言いましたが、東京では「ご当地ラーメンを再構築して進化させる」店がよく目に付きます。
その事実だけとっても、「東京はすごかね〜」と感心させられるのです。
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どっかん
住所:東京都渋谷区幡ヶ谷2-1-5
時間:22:00〜売り切れまで(60食)
休み:土
HP:?
点数:4.4点(らあめん 訪麺日 2008/12/12)
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