大晦日恒例の「総括」と「食べ歩き報告」です。

ここに一冊の本があります。タイトルは「博多一風堂 河原成美が選ぶ うまかラーメン115軒」。
内容は、河原氏が日本各地のオススメラーメン店を、各地域の分析を交えながら紹介する、というもの。
実はこの本は、オゴポコにとって、ラーメン食べ歩きのバイブルなのです。
その理由は、九州の現状について書かれた内容が自分の考えとぴったり一致し、
「そう思っているのは自分だけではなかった」と勇気づけられたからに他なりません。
発行は2001年10月。当時、東京で食べ歩きを始めたオゴポコは、その内容に激しい同意の念を抱いたのでした。
以下、その内容を一部引用します。
「〜でも僕は、九州全体でラーメンを見た場合の『ラーメン文化度』はさほど高いとは言い切れないと思います。
理由は、各地域地域に支持されるお店はたくさんあるけど、競争がないから支持されているというのが実情のような気がするからです。
誰か新しいお店を始めたら、消えてしまうお店がたくさんあるかもしれないけど、地方ローカルにセンセーションを巻き起こすラーメン屋さんが
登場しないから、未だに昔ながらのお店が支持され続けている、そんな感じの九州です」
(うまかラーメン115軒 146ページより引用)
それから約7年が経ち、今年、神聖豚骨帝国九州に、ようやく開国の兆しが見えてきました。
「黒船六厘舎来航」「豚骨魚介系の台頭」「二郎インスパイアの拡大」「武蔵出身店の鹿児島進出」等、帝国の屋台骨を揺るがす出来事が相次いだのです。
とはいえ、やはり九州は、日本有数の豚骨保守帝国であります。
いまだに「博多ラーメン」「熊本ラーメン」「鹿児島ラーメン」等の「ご当地ラーメン」が圧倒的な支持率を誇るのが現実であり、
これからもその構図は変わらないでしょう。むしろ、帝国の「国体」である「豚骨ラーメン」を守ることは、当然のことと言えます。
問題は、これら新興勢力の受け止め方にあると思うのです。
新興勢力の発信源が「東京」であることは明白です。いまや帝国と言えども、外圧を無視できない状況になっているのです。
日本の歴史に例えるなら、現在の帝国は「幕末の日本」。
諸外国の文化を取り入れて新しい帝国を築くか、それとも、排除して旧体制を維持するのか。
それは各ラーメン店の取り組みにもよりますが、重要なのは受け止める側、つまり、食べる側の変化でしょう。
来年以降、東京や全国に目を向ける「活きのいい若手ラーメンマニア」が増えてくれることを願って止みません。

今年のラーメン実食杯数と軒数です。









新規訪麺率は83%でした。

月別に杯数をまとめた結果です。カッコ内は訪麺都道府県となっています。
1月 51杯(福岡県、熊本県、長崎県、東京都、神奈川県、埼玉県、群馬県、栃木県、茨城県)
2月 32杯(福岡県、東京都、神奈川県)
3月 38杯(福岡県、熊本県、東京都)
4月 45杯(福岡県、長崎県、大分県、東京都、埼玉県、和歌山県)
5月 22杯(福岡県、山口県、東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)
6月 48杯(福岡県、東京都、神奈川県、千葉県、福島県、栃木県)
7月 53杯(福岡県、東京都、愛知県、三重県、岩手県、秋田県)
8月 40杯(福岡県、東京都、埼玉県、山形県)
9月 46杯(福岡県、宮崎県、鹿児島県、東京都、神奈川県、福井県、石川県、岐阜県、富山県)
10月 48杯(福岡県、熊本県、東京都、神奈川県、埼玉県)
11月 44杯(福岡県、佐賀県、東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県)
12月 48杯(福岡県、熊本県、鹿児島県、東京都、神奈川県、千葉県)
訪麺都道府県は、沖縄県を除く46都道府県。来年は2周目に突入です。

これまでの都道府県別の訪麺軒数はこうなっています。
1位 東京都(



2位 福岡県(



3位 神奈川県(



いつの間にか、東京と福岡両方で500軒越え間近になっていました。
最終的には、47都道府県全てで最低20軒越えしておきたいところです。
今年の拉麺本位はこれを持って終了。
MVR(最優秀ラーメン)および各賞は2009年元日に発表予定です。
今年一年、おつかれ麺でした。
去年は500杯越えでしたか!!!
まだまだモチベーションは維持してますね
去年はラジオ出演誠におめでとうございます!
しかしドォーモ出演断った件、新店TVインタビューカットされたくだりは一同残念でなりませんでした。
今年はブログ以上にオゴポコを売っていくことも大切なのではないでしょうか。成功を一同切に願っております。
ドォーモの件は、オファーがあまりにも直前すぎたのでしょうがないでしょう。
>オゴポコを売っていく
とりあえず、間違えずに「オゴポコ」と言ってもらえるレベルにはなりたいかな、と。