
おつかれ麺です。オゴポコです。
神聖豚骨帝国九州を代表する豚骨ラーメンの「一」といえば、
明るく前向きに日本のラーメン界をリードする「陽」の「一風堂」
積極的に店舗展開しつつも、秘密主義を貫く「陰」の「一蘭」
この2店であることに異論はないでしょう。もっとも、最近は「一幸舎」の勢いも見逃せませんが・・・。
その「一蘭」発祥の店(公式サイト参考)である「那の川日赤通り店」がリニューアルオープンしたのは9月のこと。
以前から「味集中システム」を皮切りに「重箱ラーメン」「究極の酸味ラーメン」「ランキング掲載拒否して
おいて公式サイトでそれを連絡」等の奇行が目立つ「一蘭」は、僕らの期待に応えてやってくれました!
それは・・・

「エアシャワー」
店の入り口に設けられた小部屋、ここでは無料で何回でもエアシャワーを浴びることができます!
某有名和食料理店を始め、飲食店の衛生意識が問題視される昨今、
「まずはお客様を消毒します」
という逆転の発想は見事。斬新すぎます。店に入ると、店員さんは全員マスク着用。
「客も店員も人間はみな汚い」という考え、何とも「一蘭」らしい、求道者的な考え方ではありませんか!
個人的には、昨年、雑誌「ゲーテ」で一蘭社長が語っていた「開発中の醤油ラーメン」が発売されるのでは?
と期待してましたが、それ以上に面白いものを見せてくれたのでOK!

相変わらずのお好みシート。これは全部基本に○をして・・・

おや?しばらく見ないうちに「味集中システム」は地味に進化している模様。
隣との仕切りには蝶番が付いており、そこを開くと隣の方と談笑しながらラーメンを食べることも可能です。
って、これなら、もう仕切りいらないんじゃないか!?

店と共にリニューアルしたラーメンの名は、「天然極上とんこつラーメン」(自分で言うのがすごい)。
価格は790円。店曰く「無化調、無かんすいの究極豚骨」とはいかなるものか?結論から言うと、
「高い、だけど、うまい」
これまで数限りなく一蘭を食べてきましたが、間違いなく、今までで一番うまい一蘭です。
麺、具、スープ、タレ、全て基本は今までと同じですが、格段にレベルアップが感じられる一杯。
まず辛味タレ、どこかしら甘味も感じる仕様変更がなされ、スープは以前よりスッキリしつつも
基本的な印象は変わらず。そして麺、香りとプッツリ感がいい。これは驚いた!
価格や奇抜な発想でとかく非難されがちな「一蘭」ですが、大事なのは内容です。
「豚骨+辛味ダレ」スタイルの普及など、帝国へ及ぼした影響は「一風堂」と遜色ないはず。
「一蘭」はもっと評価されて然るべきでしょう!
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一蘭 那の川日赤通り店
住所:福岡県福岡市南区那の川2-2-10
時間:10:00〜7:00
休み:なし
HP:http://www.ichiran.co.jp/pc/hp/
点数:4.3点(天然極上とんこつラーメン 訪麺日 2008/10/04)
※お店の地図はこちらをクリック

一蘭が私の一番美味しいお店です
一蘭は私の○番目に好きな店です。