「佐賀ラーメン今昔模様」第三弾
一部のラーメンマニアからは、佐賀のみならず九州を代表する豚骨ラーメンとも評される「いちげん」。
一休軒鍋島店で修行を積んだ若き店主が営むこの店は、
曰く、佐賀ラーメン王朝正統後継店
曰く、佐賀ラーメン界の若き皇帝
等々、数々の賞賛の言葉で称えられております。
なのに・・
以下、救急車で運ばれる患者と、励ます救急隊員を思い浮かべてください。
オゴ「トミーさん、もうすぐ、もうすぐいちげんですよ!しっかり!あのオレンジの店が見えますか?」
トミ「え?俺、そんな店知らね〜し。一休鍋島店サイコ〜」
なんと、トミー部員は今日まで「いちげん」の存在を知らなかったと仰っています。
これはいけません。早く行かなくては手遅れになる。(何が?)
とにかく百聞は一見に如かず、百見は一麺に如かずということで急いで訪麺です!
何とか開店直後に入店できました。店内が良く見渡せるカウンターの端に陣取っています。
目の前では、もちろん羽釜で思いっきりゲンコツ(豚の脛骨)が炊かれています。そして、一休軒系伝家の宝刀、
平ザルによる麺あげも健在です。ちなみに、平ザルで麺をあげるのはかなり熟練したスキルを要するようです。
トミー部員は「ラーメン」、わたしは冬季限定の「のりラーメン」を注文。
受け皿に乗ったラーメンが運ばれ、いよいよイートイン!
実はわたしは2回目の訪麺なのですが、前回はあっさりしすぎで正直引きの弱さを感じていました(3.7点)。
しかし、今日のラーメンは調子良さそうです。しっかりした豚骨特有のうまみが感じられるスープに、ふわりと
浮かぶ黄土色の油。この組合せが実によい。更に麺も美味しく感じる摩訶不思議な相乗効果が現れています。
のりについては特段申し上げることはありませんが、このラーメンにとってのアクセントとしては良い取り合わせです。チャーシューは・・まあ、並、かな。
総合して、一休軒本店とは全く別物。鍋島店と似てはいるが、鍋島店が古く感じるほどに、
輪郭太く描ききった勢いのある現代志向佐賀ラーメンと言った印象です。
さて、食べ終えた後のトミー部員、その感想は・・
「いや〜、いちげんサイコ〜」
どうやら、ギリギリ間に合ったようです。
いかがだったでしょうか?一休軒系の昔から今へ、逆タイムトラベルの旅、同じ系列のラーメンでも
時代と共に歩んだ進化が感じられ、個人的には実りの多いものでした。
しかし!まだ佐賀には宿題が残っております。
唐津市、武雄市等々、トミー部員の作業進捗確認も兼ねて、必ずや再訪麺します。
参考:一休軒本店はコチラ、一休軒鍋島店はコチラから記事をご覧下さい。
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いちげん
住所:佐賀郡川副町大字西古賀925-1
時間:11:00〜21:00(15:00〜17:00は中休み)
休み:水
HP:http://www5f.biglobe.ne.jp/~ichigen/index.html
点数:4.3点
【佐賀郡】【豚骨】
いちげん、一休軒鍋島店と
トラックバックありがとうございました。
僕らが食べた時はいちげんはとても出来が
よくなかったみたいで、皆さんがおっしゃる
ような感動が得られなかったので
再訪したいなと思っています。
九州はまだまだ行きたいお店が多いです。
わたしも、いちげん1回目は?だったんですが、
2回目はかなり良い出来でした。
辺鄙な場所にある店ですが、めげずに再訪麺して
みてください!
頑張って行ってみようと思います。
それよりもまずは福岡をもっと食べないと
という感じなのですが(笑)
今後も食いまくって楽しませてください。
佐賀を抜けられない者としては、福岡市内も興味あるんですが、なかなか行動が伴いません。
超オススメとかありますでしょうか??
>再訪出来るかどうかはわかりませんが
そうですね〜、とにかく場所が場所だけに
難しいかも知れませんね。
>それよりもまずは福岡をもっと食べないと
その折には、ご案内させて頂きます!
>トラバさせていただきました
TBありがとうございます。TB返しさせてもらいました!
>超オススメとかありますでしょうか?
個人的には、博多ラーメンを堪能したいなら「麺篤屋」「TAIZO」、つけ麺か醤油ラーメンなら「まるげん」、熊本ラーメンなら「新風」をおすす麺します!もっと細かい条件(好み)があれば教えてください。
ご丁寧にご指南感謝です。
近いうちに試してみたいと思います。