
おつかれ麺です。オゴポコです。
「自称食通、ラーメン評論家の能書禁止。難しいことはわたしには分かりません。」
そういう注意書きが書かれている、高山の名店「豆天狗」。1949年に創業してから、約60年もの間、
高山を守り続ける天狗は、ラーメン評論家の評価などどこ吹く風、なかなか頑固な妖怪のようです。
さっそく「中華そば並 600円」を注文。
普通にラーメンが好きなだけのオゴポコは、メニューと価格をメモし、カメラを取り出してズーム調整後、
中華そばが出来上がるまでをじっと見つめながら、ケータイで熱心にメモを取るだけです。

ひっきりなしに入ってくる客、行列もできており、言っちゃなんですが他の店とは勢いが違います。
中華そばを作る手際はスムーズで、職人的早さ。
丼を用意しつつ、麺を茹でつつ、一杯ずつ笹切りでネギを入れつつ(!)、スープ(タレ入り)を注ぎつつ、
コショウと入れつつ、女将さんに的確な指示を出しつつ、常連さんに話しかけつつ、作り上げていきます。
その「中華そば」は、高山ラーメンに辟易しかけていた胃を目覚めさせる素晴らしい逸品。
ふんわり動物系に魚介系も効いたスープは、動物魚介系の新しささえ感じるもの。
心配された麺も、あのサクサクしたスナック菓子感はなく、なめらか。自家製麺。
さすが、「天狗」になるだけのことはあるな!

残り時間は1時間を切り、あと1軒行こうかと思いましたが予定を変更して
「麺は国産小麦、モンゴルかん水、自然岩塩、スープは名古屋コーチン、魚系Wスープ」
という「つけめん 並1.5玉 800円」に挑戦。というかこの説明、
ラーメン評論家が好きそうな能書きではないか!?
普通の客にはこんな難しいことはよく分からんでしょう。
さらっとしたスープは、タレがちょい辛め。動物系も魚介系もほどよく効いてます。
麺は平打ちでつるつるしたタイプ。悪い点は見当たりませんが、首都圏的観点からするとさして珍しくはなし。
ただ、ここは高山。そういう意味では、この街で老舗がこの「つけめん」を出していることは、
驚くべきことかもしれません。
「豆天狗」を出たら、駅へ向かって全力で自転車を漕ぎ、電車出発時刻ぎりぎりで到着。
2時間半で4軒5杯の成果を残した高山ラーメンチャレンジ。第2回は、あるのでしょうか?
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豆天狗
住所:岐阜県高山市八軒町2-62
時間:11:00〜19:00
休み:火
HP:http://www.mametengu.jp/
点数:4.2点(中華そば並 訪麺日 2008/09/22)
3.8点(つけめん並1.5玉 訪麺日 2008/09/22)
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