
おつかれ麺です。オゴポコです。
このラーメンは、一杯一杯、落としていきます。
金沢市には、同じ北陸の「敦賀ラーメン」や「富山ブラック」のような地域に根付いたラーメンはありません。
それはしかし、他の地域のご当地ラーメンが入りやすい土壌があるという裏返しでもあります。
今回石川県でまわったラーメンの種類を挙げてみても、
「富山ブラック」「無化調醤油」「豚骨魚介」「和歌山井出系」「尾道」
と実に様々。その中でも「豚骨魚介系」の「一心屋」は高い人気を誇っているようです。
本来、この手の「東京の影響調査」は九州だけにしておきたいところですが、
狙っていた「亀甲庵」がいつの間にか日曜定休となっていたため、代打麺として訪麺してみました。
それでは早速、そのラーメンを一緒に見ていくことにしましょう。

待っている間に、魚介とんこつの「らーめん並」を注文。なぜか「ちゃめし」だけを食べることは
まかりならぬようなので、「友達に付いてきただけで今日はラーメンを食べたくない気分」
なあなたは「ちゃめし」と「キムチ」を一緒に注文してみましょう。

その昔、麺を頭より高い位置から滝のように落とす「華厳の滝」というして湯きりがありましたが
(今でもやってるのか?)こちらは言わば
「スープ版華厳の滝」
一杯一杯、丼の1メートルくらいからスープを注ぐ妙技!その効果か、もしくは弊害か、
ご覧のようにスープは泡だっております。そのスープ、しゃばっけはなく、かといって濃厚すぎることもなく、
鶏油も効果もあって「ほどよい」こってり感です。豚骨よりも魚介系が強い模様。
角張った中太の麺は硬めの仕上がりで、チャーシューもいい。正直、欠点はないです。が、
一心屋だけの面白さがあるかと言われると、ない。
何を求めてこちらのラーメンを食べるかで、評価はまったく変わってくるでしょうが、
金沢市民にとっては、稀有な存在のラーメン屋さんなんだろうな、ということは理解できます。
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一心屋
住所:石川県金沢市北町丁22
時間:11:30〜15:00 / 18:00〜22:30(早じまいあり)
休み:月
HP:?
点数:3.9点(らーめん並 訪麺日 2008/09/21)
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