
おつかれ麺です。オゴポコです。
いったい、誰がこの本を読むのでしょうか?
金沢工業大学そばの「一鶴」は、先の「神楽@金沢」同様、「無化調」「こだわり素材」を
貫いているそうですが、どうやらラーメン情報を集めることに関しても拘りぬいているようです。
本棚には、北海道から九州まで、全国各地で発売されたラーメン本が並び、かつ、雑誌のラーメン特集を
切り抜いてきちんとファイリングして閲覧しやすいようになっています。なんと立派なラーメンマニアか。
かく言うわたしも、ネットでめぼしいラーメン本を見つけるやいなや、それが日本のどこのものであろうが
買いまくってしまう性分なので、非常に強いシンパシーを感じてしまいます。

メインの「一鶴ラーメン 600円」は、利尻昆布、煮干、鰹をたっぷり使ったスープとのこと。
同じ値段で「豚骨ラーメン」も用意されており、2杯食べるか悩むところですが「一鶴ラーメン」で。
メニューには上の「ラーメン年表」が付いており、待っている間にラーメン史の概略を学ぶことも可能ですが、
一番詳しい説明が「8番ラーメン」という点など、ほどよい中途半端さで楽しめます。

「一鶴ラーメン」のスープは、鰹節の味が強い印象をもたらします。とはいえ、ちゃんと旨みもあって調和あり。
縮れ麺はボコボコした舌触りで面白い。
全国を股にかけるマニアとお見受けしていたので、もっと強い、濃厚な味かと思いきや、
こういうストレートな味が出てくるとはちと意外でした。しかし、わざわざ2種類のスープを用意している
苦労を考えると、やっぱりマニアだなと思わずにいられません。
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一鶴
住所:石川県石川郡野々市町高橋町14-43
時間:11:30〜14:00、17:30〜22:00
休み:水、不定
HP:?
点数:4.0点(一鶴ラーメン 訪麺日 2008/09/21)
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