
おつかれ麺です。オゴポコです。
いまや、全国どこに行っても「二郎系」のラーメンには困らない、いい時代になりました!
とはいえ、一口に「二郎系」とは言っても、その中身は千差万別です。
「二郎直系店」「二郎出身店」「二郎出身だけど訳あり店」「二郎のような店」
「二郎とは言い難い店」「断じて二郎ではない店」等々。
特に首都圏以外の地域においては、諸手を挙げて「二郎!二郎!」と持ち上げるだけでなく、
「じゃあ、二郎系のどれにどのように近いか」等々を冷静に分析していきたいものです。
そのためには、本場東京で多くの二郎系を経験しておくのは、最低限の必須条件です。
首都圏在住の方は、少し足を伸ばせば本物を味わえるから別として、地方ラヲタのオゴポコは、
特にその辺を意識しなければなりません。
というわけで、こちらは「凛 蒲田店」。「とある二郎」で経験のある方が営む人気店で、
これまでは、大崎駅近くの「凛」のみでした。大崎に「あの怪物店」が現れるまでは、
「大崎で最も行列ができる店」だったのではないでしょうか。

オープンは確か9月4日。訪麺したのは9月5日。18時30分頃で3人待ちと、まだ認知度は低いようです。
この辺りは人通りが多く、道行く人からは
「ラーメン屋さんがあるよ」「おいしいのかな?」「暖簾がないよ!」
という声が聞こえてきます。そんな声は委細気にせず、しばし待って「醤油 800円」を購入。
横一列のカウンター席、すぐ目の前に空の丼が配置され、包み隠さず作り上げられるラーメン達を、
工場見学する小学生のようにキラキラした目で見つめながらそのときを待ちます。完成!
うーん、カライ!カラメ!もちろん油&脂もたっぷりで、味覚が強引にねじ伏せられていく。
やっぱり、このパワフルさと支配力がないとな!と納得しながら、ぐったりした幅広太麺を
ぐいぐい口に捻じ込んでいきます。
隕石みたいにごろっと横たわる豚は一個半。麺の量は多いけど、意外に楽にクリア。
ただ、慣れない人は覚悟して臨む必要のある麺量でしょう。
店を出ると、いつの間に集まったのか、行列は13人に。オープン2日目でこれとは・・。
「凛」は他の店と違って、意識して収集しないと情報は入ってこないはず。
この意識の高さ、ラーメン好きの裾野の広さ、これが東京の高いラーメンレベルを支える礎なんでしょう。
↑写真は全てクリックで拡大します!
凛 蒲田店
住所:東京都大田区西蒲田7-59-2
時間:11:00〜14:00、18:00〜20:00 (2008/09/17から変更予定)
休み:土、日
HP:?
点数:4.2点(醤油 訪麺日 2008/09/05)
※お店の地図はこちらから
