2008年09月22日

水車生そば@天童 / 生粋のそば店が編み出したラーメンを食べる。そのラーメンとは・・?

水車生そば.jpg

おつかれ麺です。オゴポコです。

全国の日本そばファンの皆さん、お待たせしました!
そば通の世界では「ここのそばを食べずにはそばを語れない(らしい)」と言われる名店「水車生そば」を
紹介するときがやってきました!

・・・いやまて、普段ラーメンのことしか頭にないオゴポコが、なぜこの店を訪れたのか?
それはこの店が、ある種類のラーメンの元祖でもあるから。そのラーメンとは何か、この時点で分かった
あなたはなかなかのラーメンマニアです。

水車生そば家系.jpg

正解は・・・そう、「家系」!

なんと、明和4年(1761年)から続くという「家系」こそが、この店の自慢。一説によるとラーメンの歴史は
100年あまりで、横浜が発祥とのことですが、違います!「水車生そば」の「家系」こそがオリジナル!

水車生そばメニュー.jpg

と、どうでもいい話はこれくらいにして、注文はもちろん「鳥中華 650円」。その誕生の経緯はこうです。

約20年前、「ラーメンの麺に蕎麦ダシ、具は鶏肉」のラーメンをまかないで食べていた
→それをたまたま客に見られてしまい、食べてみたいと言われた
→口コミ限定で裏メニューとして出していた
→取材が来てしまった
→「鳥中華」として表メニューになった
→いつのまにかヒット作になって広まった

となると、オゴポコみたいなラーメン馬鹿が、わざわざそれを食べるためだけに天童市までやってくる
というおかしなことになってしまうわけです。

水車生そば鶏中華.jpg

むちっとした縮れ麺は、当然蕎麦っぽさはなく、食感としては好きな方。一方スープは、説明どおり
蕎麦テイストで、天かすが油脂を補完。鶏肉に刻み海苔、黒コショウでアクセントをつける、という、

160年前の初代がこれを知ったら怒り出しそうな不思議な食べ物

ですが、純粋に考えてなかなかいける味。そもそも、これをメニューに加えることは相当な葛藤が
あったのではないかと思いますが、ラーメン界からするとその功績は大であります。

食べ終えた後、「せっかく来たから、普通のそばも食べていこうかな?」と思いましたが、
ラーメンブログでそばも一緒に書くなんて、そんな中途半端はうちらしくない、と思い直して自重。
この時点で結構腹にきてたからではありませんから、ほんとに。

↑写真は全てクリックで拡大します!

水車生そば
住所:山形県天童市鎌田本町1-3-26
時間:11:00〜23:00
休み:元日
HP:http://www3.ocn.ne.jp/~suisya/

点数:3.8点(鳥中華 訪麺日 2008/08/23)

※お店の地図はこちらから



posted by 拉麺本位 at 02:17 | Comment(0) | TrackBack(0) | 訪麺:山形県
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