
おつかれ麺です。オゴポコです。
酒田市の歴史的名店「満月」。1969年のアポロ11号月面着陸より早い1960年に開店し、
もうすぐ50年を迎えようかという由緒正しい「月の店」であります。
しかし、満月を観られる時間は、1日5時間30分のみ。「味龍」から酒田駅方面へ戻る道すがら、寄り道せずに
立ち寄れる場所に店を構えているので、迷わずにさくっと月面着陸できました。

色々ありますが、ここは素直に「ワンタンメン」。このワンタンは、ものすごい名人芸によって作られているとのこと。
なんと、1メートル作るのに要する時間は3時間、約1kgの生地から長さ約650メートルのワンタンを作るそうです。
つまり、1kgの生地を使い切るのに要する日数は、約81日!
その間、生地を腐らせずに保つ技術も相当なもんです。

その奇跡のワンタンメンは、たったの700円。空にかざすと月が透けて見えそうなほど薄いワンタンは、
麺よりも存在感を見せつけています。感覚的には、麺より多いような・・・。
油脂を感じない蕎麦っぽいダシは、煮干や昆布が主体とのこと。ただ、これは苦味が強く単調。
よく言えば、この控えめさが半世紀近く続く秘訣なんでしょう。
ちなみに店名の由来は「先代の父親がお月さまの満月を見て付けた」とのこと。
そのとき月が上半分だったら、店名は「上弦の月」になっていたのかもしれません。
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満月
住所:山形県酒田市東中の口町2-1
時間:11:00〜16:30
休み:毎月2、12、22日、不定
HP:?
点数:3.7点(ワンタンメン 訪麺日 2008/08/23)
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