
おつかれ麺です。オゴポコです。
東京駅から山形の新庄駅までは、新幹線で約3時間30分。更に、新庄駅から酒田駅まで、普通電車で約1時間。
しかもこの日は、強風による運転見合わせで、途中、1時間足止め。朝6時に出て、酒田駅に着いたのは13時頃。
速攻でレンタサイクル(無料)を借り、小雨と強風をものともせず漕ぐ漕ぐペダル、絶対食べねばならない
「ケンチャンラーメン」の暖簾は・・・まだかかってる!ゴール、いや、まだ1軒目だ!
ラーメン好きの間では「酒田ラーメン」は自家製麺比率の高さで知られるご当地ラーメンです。
その中にあって、麺、スープともに圧倒的な存在感を見せ付けるのが「ケンチャンラーメン」。
もう、無事にたどり着いただけでおつかれ麺状態です。

「自分の注文をハッキリと言って下さいネ」
優しいようでどこか厳しい、幼稚園の先生が怒りを堪えているような口調の注意書き。これに従い、
「中華そば小盛油ぽく」を大きな声で告げますが、周りの客は、店員に聞かれてもないのに勝手に注文を
告げているので、少々不安になります。ハッキリ言えば良いってもんじゃなかろうもん。

おいおいこの盛りの良さ、確か「小盛」を頼んだはずだけど?間違えやがったか、と思いきや、
「小盛油ぽくお待たせしました」と言うので間違ってません。
ふんわり煮干が泳ぐスープに、熱々の油層と脂身。スープに麺が浮いているのではなく、麺の隙間にスープが
あるような、ぎっしり詰まった不揃いの太麺。煮干と油が混ざりあって、麺にべっとりついてくる。
一瞬、食べても食べても麺が底から湧いて出てくるように思えた。小盛なのに。
ラーメンは麺を食べる料理だったんだ、という当たり前のことを思い出させてくれるラーメン。
日本のどこにもない「ケンチャン」だけのラーメンは、酒田固有の財産でしょう!
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ケンチャンラーメン
住所:山形県酒田市ゆたか1-6-1
時間:11:00〜14:00
休み:随時掲示(8月は第2、3、4月曜)
HP:?
点数:4.7点(中華そば小盛油ぽく 訪麺日 2008/08/23)
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